お金を催促すると「大事(おおごと)な話に進めていいですか?」

そんな沢村容疑者に対してA子さんは何度か返済を催促をすると、こんな返事が来たという。

「『あなたがそういう態度ならこっちも言いたくなかったけど 大事(おおごと)な話に進めていいですか?』(原文ママ)と脅すようなことを言ってきたんです。雅也さんからは『これは違法じゃない』と説明を受けていたものの『オオゴトにする』と言われると、私もなんだか怖くなってしまって、それ以上お金のことは催促しませんでした……。

沢村容疑者から送られてきた脅しともとれるメッセージ
沢村容疑者から送られてきた脅しともとれるメッセージ

そんなやりとりがあった5月上旬に新宿警察署から連絡があり、捜査協力したんです」

A子さんは新宿警察署の刑事から5月の間に3度の事情聴取を受けたという。

「そのとき、刑事さんから『風俗店で働くのはいいけど、今回のような個人からの売春の斡旋行為は違法だから、今後、この手の人たちとの関わり合いは断つように』と強く指導を受けました。
私は今後、もう二度と同人AVにも出ないし、売春もやめます。実家に帰るのはお正月や誕生日のときくらいですが、親を悲しませたくはないんです。今後は居酒屋などでバイトします。いつか、一度は諦めた旅行関係の仕事に就きたいと思います」

摘発前、乱交パーティー後の打ち上げ。A子さんのスカートをめくる沢村容疑者
摘発前、乱交パーティー後の打ち上げ。A子さんのスカートをめくる沢村容疑者
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沢村容疑者は男性から女性2人の紹介料などとして16万円を受け取り、一部を女性に渡していたとみられているが、現時点では「売春させたつもりはない、納得できない」と容疑を否認しているという。
A子さんは自身がしてきた“行為”を猛省しており、「まっとうに生きます」と記者に誓った。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班