消防署ではハチの巣をつついたような騒ぎになっている

こうした迷惑系ユーチューバーに呼応する形で現在は何人もの人間が未成年買春撲滅動画を撮影している状態だという。そして西大久保公園周辺で撮られたという冒頭の動画が元で男性は依願退職に追い込まれているという。動画の男性はいったい何者なのか。東京消防庁の関係者が眉をひそめて話す。

「SNSで動画が拡散されてから杉並消防署はハチの巣をつついたような騒ぎになっていました。映っていたのがよりによって署ではナンバー3以内にはいる幹部だったんです」

「おじさん買春ダメっすよ」突撃動画で発覚! 少女とレンタルスペースに入館したのは杉並消防署幹部だった!「依願退職に追い込まれ、自宅ローンも残っている…」_2
ハチの巣をつついたような騒ぎの杉並消防署(撮影・集英社オンライン)

周囲によれば普段は「実直な消防署幹部」の印象しかないという男性は、東京の郊外に新しく立派な一戸建てをかまえているそうだ。近隣住民が語る。

「お子さんが何人かいて年頃の娘さんもいました。みんな成人に近い年齢で実家からは出て行って、今は奥さんと二人で住まわれていると思いますよ。消防関係というのはチラッと聞いていました。旦那さんは以前は自治会の役員を務めていたこともあったと思いますよ」

東京消防庁の広報課に男性が依願退職した理由などことの経緯を問いただすと

「そういった動画があることは把握しております。ですがどのように把握したか、動画に対する見解は個人情報に当たりますので差し控えさせていただきます。問い合わせの男性が依願退職したかどうかについては担当者に確認すればすぐにわかります」
と言っていたのだが、取材依頼をした翌日「(すべての質問に)回答いたしかねる」と態度を硬化させた。

動画では金銭を渡す様子は確認できず、少女の年齢も明かされていない。消防庁としても『買春の決定的証拠ではない』と主張したいのだろう。だが、幹部が少女とレンタルスペースにはいった 代償はあまりにも大きく、この消防職員の幹部は依願退職したという。