【漫画】思い当たることがないのに涙が止まらないのは
「感情が麻痺しているだけ」で、
あなたの心は限界を迎えている可能性があります(3)

Q.がんばることは大事だというけれど、いったいどこまでがんばればいいのですか?

(ゆうき先生)カフェの店員さんや美容師さんなどのような忙しい仕事をしながら楽しくイキイキしている人に話を聞く機会がありましたが、

「昔からやりたかった仕事ですし、お客さんが喜んでいるところを見るのが楽しい」と僕に答えてくれました。

この人も①「自分で決めたことか」②「がんばったことの成果が分かりやすいか」の2つの要素がそろっています。

が当てはまらないうえに長時間労働を強いられている場合、注意が必要です。この状態でがんばり続けると、精神的に大きなストレスを受けることになるからです。

筋トレをしたくもないのに、無理やり毎日重いバーベルを持ち上げさせられている。そんな状態が続くようなものです。これでは、かなりつらい状態になってしまうことでしょう。

「どこまでがんばればいいんだろう……」と仕事で不安になったときは、
①「がんばっていることは自分自身で決めたことかどうか」
②「がんばったことの成果が分かりやすいか」

をあらためて意識し、もし今の仕事がこれらに当てはまらなければ、まずは自分が決めた仕事になるように、行動を変えていくのがベストです。

「そんなこと言っても、すぐに転職なんかできないし、ウチの仕事は、そんな余地はない。毎日コピーを取らされるだけだし」と思うかもしれません。

【(4)へつづく】

すべての漫画を読むをクリック

【漫画】思い当たることがないのに涙が止まらないのは「感情が麻痺しているだけ」で、あなたの心は限界を迎えている可能性があります(3)_1
漫画を読む

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由 漫画一覧はこちら

『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』(あさ出版)
汐街コナ ・著, ゆうきゆう・監修・執筆協力
【漫画】思い当たることがないのに涙が止まらないのは「感情が麻痺しているだけ」で、あなたの心は限界を迎えている可能性があります(3)_2
2017年4月10日
1320円(税込)
ISBN:-
精神科医・ゆうきゆう(『マンガで分かる心療内科』シリーズ)が監修・執筆を担当し、過労死・過労自殺する人が「死ぬくらいなら辞めれば」ができない理由をわかりやすく解説しながら、仕事や会社に追いつめられている人がどのようにすればその状態から抜け出し、自分の人生を大切にするための方法と考え方を描きおろしました。また、過労やうつ状態から抜け出して幸せになった人を取材して描きおろした「実録! ブラックな状況を抜け出しました」も収録。もうあのような過労自殺の事件を繰り返したくない。現代日本で働くすべての人に必読の1冊です。
amazon