公設秘書は書類送検された直後に自殺。親しかった県議は…

女性は4月1日、埼玉県警に被害届を提出。A氏は呼び出しを受けた初日「私は何もしていません」と性行為の事実を否認したが、「タクシーのなかでは女性が股間を触り誘ってきた」「(3月27日は)レストランに行こうとしたけど向こう(女性記者)からホテルに誘われた」と供述、女性記者が抵抗しなかったと主張した。

県警は8月にA氏を準強制わいせつ、準強制性交の容疑で書類送検した。しかし、2日後、A氏は突然、自殺。不起訴処分となった。
全国紙記者が打ち明ける。

「A氏は、捜査されたことを思い悩んだのか、自宅で首を吊って自殺しました。女性記者は、芸能事務所に所属していたこともあった、小動物系のかわいらしいタイプ。ネタをとるのに苦労していた」

自殺後、市議仲間らから同情の声も上がっていたというA氏は、どのような人物だったのか。A氏と親しかった鈴木正人埼玉県議が振り返る。

上田清司参院議員の公設秘書が、準強制性交容疑で書類送検後に自殺「女性記者に大量に酒を飲ませ、マンションのエントランスでも…」_3
ボートを漕ぐA氏(本人フェイスブックより)

「亡くなる前日か前々日、Aさんと電話をしました。淡々と仕事の話をしただけで、思い悩んでいるようには感じられなかったので、自殺されたと聞いて、驚きました。女性好きという印象はまったくなく、ご家族を大事にしている真面目な方という印象しかありませんでした」

A氏の評判について近所で取材を進めると、住民たちは「近所づきあいはあまりなかった」と口をそろえた。

「おかしいなと思ったのは、葬儀が執り行われたのかどうかもわからなかったことです。近所づきあいはあまりしていませんでしたが、PTA会長や市議を務めた方だから、葬儀をやったかどうかくらいはわかりそうなものなのですが……」(近隣住民)

別の住民は「自宅で自殺したという噂は聞きました。子どもが4人いて、娘さんもいたし、女がらみの原因だったら残された家族はつらかっただろうな」と家族の胸中を思いやった。

上田清司参院議員の公設秘書が、準強制性交容疑で書類送検後に自殺「女性記者に大量に酒を飲ませ、マンションのエントランスでも…」_4
A氏の自宅