肩にドクロの刺青…将来の夢は彫り師だった

前出の友人は、永田被告が語っていたある夢についてこう述懐する。

「『将来の夢は彫り師になることや』と言ってました。彼は肩にドクロの入れ墨を入れていて、以前から興味を持ったみたいです。元々、絵が好きで暇さえあれば絵を描いていたし、すごく上手でした。

中学卒業後は高校に行くという選択肢はなかったそうです。だから、仕事するしかなかったんだと思います。でも、高卒資格は取りたいとたまに言ってました。

ご家族のことはほとんど話したことがなく『親孝行したい』としか言わなかった。ある時、『お金がほしい』と言って変なサイトにアクセスしようとしたことがあって、私が見とがめてからはやめていたと思ったんですけど……陸人くんは人に頼まれると断れないタイプでした。

付き合ってる彼女もいたと思いますし、その彼女にダサいところを見られたくなくて、お金に目がくらんだんだと思います。

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永田被告が育った団地
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あの見た目で、彼女には『プリクラ撮りたい! 一緒に〇〇したい!』と甘えたり、寝る前の電話やLINEの返事が遅いと少し拗ねたりするんです。ちょっと束縛系かもしれませんね。優しいけど、自分の気持ちが踏みにじられたと感じると、すぐ手が出てしまうんです。

陸斗くんはあまり地元では遊ばないタイプで、ずっと私の家でゲームしたりして遊んでました。友達の話は一度や二度ぐらいしか聞かなかったです」

複数の凶悪事件に実行犯として関与してしまった永田被告が、身を案じる友人らと“シャバ”で会える機会が果たして訪れるのだろうか。捜査の進展が待たれる。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班