コジコジと次郎が、動く!

教室の奥には小部屋が。少し暗くなったその場所では、新作コマ撮りアニメ【コジコジと次郎の不毛な会話】が上映される。

“馬鹿メルヘン”な世界を体感できる『コジコジ万博』の魅力をレポート!_8

NHKキャラクターの「どーもくん」や、『リラックマとカオルさん』で知られるアニメ制作スタジオ「ドワーフ」がアニメを制作している。
ぽてぽてとかわいらしく動くコジコジと次郎、そして自由すぎるコジコジと振りまわされる次郎の会話もじっくり堪能すべし。

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撮影のために作られた人形も展示されている

トンネルを抜けるとそこには…

『コジコジ』に登場するキャラクターたちには、それぞれにさまざまな悩みがある。(ただし、コジコジをのぞく)
彼らの悩みを表現したかのような白くモヤがかかった空間は【モヤモヤトンネル】と名付けられている。
メルヘンの国に迷いこみ記憶をなくした人間・ジョニーの“自分はいったい何者なのか”、容姿に自身の持てない天使・吾作の“容姿へのコンプレックスと恋の悩み”……メルヘンの国の住人たちが抱える悩みには“分かる分かる”と言いたくなるものも。

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モヤモヤトンネルを抜けると、野外シネマをイメージした空間にたどりつく。夜空に浮かぶようなスクリーンには、キャラクターたちのやさしさに触れることができる名シーンが流れていく。
この【エモーショナルフレンズヒーリングゾーン】では、言葉で音で、しみじみと気持ちが癒されていくのを感じてほしい。

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癒されたあとはモノクロ、カラーの原画がずらりと並ぶ圧巻の【原画で読む名場面8】が待っていた。

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ここでは数々の名場面から8つを厳選し、その原画を展示している。まずはその内容を楽しむために1周し、さくら先生のこだわりがつまった原画を細部までみるためにもう1周…と何度でも楽しみたい。
壁に展示されているのはすべてカラー原画。すべてコットン紙に描かれたやわらかで、ぬくもりのある着色とおどろくほど細かく描きこまれた絵柄は圧巻の一言!