「もはや安倍派にいる意味がない」急速に落ちる求心力

「政治の信頼回復と国政の停滞回避のため、しかるべきタイミングに適切な対応をとる」

12月11日、国会でそう語った岸田首相は、国会閉会後の14日という「しかるべきタイミング」に「安倍派の大臣らの交代」という「適切な対応」をとることを決めた。

「首相は、週末に麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長らと相次いで会談しました。こうした他派閥の党幹部の助言も受け、安倍派議員を早期に交代させる方針を決めました」(全国紙政治部記者)

岸田首相(本人facebookより)
岸田首相(本人facebookより)
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99人を擁する最大派閥の安倍派には激震が走っている。

「ただでさえ安倍派は、松野博一官房長官、西村康稔経産相ら『5人衆』が重要ポストを確保していたので、中堅以下にポストが回って来るのが遅かった。そのうえ『安倍派』というだけでポストからはがされては、たまったものではない。

もっとも、今は無派閥議員も『今、入閣要請されても泥船の岸田政権には入りたくないから断る』という状況で、ポストを求めたいわけではないが……。それでも、安倍派というだけで疑いの目を向けられるし、安倍さんももういないし、もはや安倍派に所属する意味がなくなる」(安倍派議員)

故・安倍晋三氏(安倍氏facebookより)
故・安倍晋三氏(安倍氏facebookより)

「キックバック額が最大規模だと報じられたある議員は、事務所も閉め、記者にも最低限の対応しかせず、なんとかやり過ごそうとしていますが、安倍派に狙いを定めた検察は本気です。これまで安倍政権は検察の人事に介入するなどして検察を抑え込んできましたが、今回は完全に反撃をくらっている形です」(自民党関係者)