ホメ言葉が「資産」になる

『わたしの言葉から世界はよくなる コピーライター式ホメ出しの技術』(宣伝会議)の著者であり、コピーライターとして、企業や自治体、映画のコピーなどを数多く手掛けてきた澤田さん。もともとは人をホメることが得意だったわけではなかったという。

「コピーライターは『世界を肯定的な目で見て、最適な言葉で表現する』ことが求められる仕事。働き始めるまで『ホメること』とはむしろ縁遠かった僕ですが、仕事を通じてそれが習慣づけられた結果、人と接するときにも、自然と相手のいいところを見つけてホメることができるようになっていきました。

誰かに言われたホメ言葉を、ずっと覚えていることってありますよね。いいホメ言葉を贈ることは、相手にとっての『言葉の資産』になり得る。生きるうえでの喜びや心の支えにもなるような、いい言葉を相手にプレゼントすること。それが、ホメ出しの目的です。

ダメ出しの真逆である『ホメ出し』が根づくことで、社会をいい空気に変えていくことができると考えています」

「ダメ出し」からの卒業。「ホメ出し」で軽やかに人間関係を築くコツ_1
『わたしの言葉から世界はよくなる コピーライター式 ホメ出しの技術』(宣伝会議)
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とはいえ、日常的に人をホメることに慣れていない人も多いかもしれない。そういった人は、何から始めればいいのだろうか。


「人と話すときに、『惚れレンズ』をつけて相手と接してみることをおすすめしています。相手に対して意図的に『惚れる』意識を持つことで、『この人には長所がたくさんある』という前提で相手と接するようになるので、おのずとホメポイントをたくさん見つけられるようになっていきます」