膣のゆるみの原因は出産と加齢

入浴中に膣の中にお湯が入ってしまい、入浴後、服を着たあとに膣からお湯が漏れ出て下着や服が濡れてしまい、びっくりされる人もけっこういます。
これは膣のゆるみによるものです。
膣のゆるみによってお湯漏れはもちろん、座る時などに空気が抜けて、おならのようなブーという音が出てしまい、恥ずかしい思いをしたと悩んでいる人も少なくありません。

膣のゆるみの原因はいくつかありますが、出産と加齢によることが大きいです。
出産によって膣の中が引き伸ばされて中の空洞が広がるようになってしまい、膣がゆるんでしまうのです。出産で広がった膣は完全には元の状態に戻らないので、入浴中にお湯が膣の中に入ってしまうことも。

もう一つは加齢が原因です。
膣は若い時は壁が厚く、中はフカフカのクッションのような構造をしています。ですが、年齢とともに膣の壁を作っているコラーゲンが減少していき、その結果壁が薄くなり、中のクッションもへたってしまい、空洞になり広がってしまうのです。
そのため、入浴時にお湯が入りやすくなったり、音が出るようになったりします。
40代以降の女性に多い傾向です。

膣の中は見えない部分なので、なかなか自分ではゆるんでいるのかわからないものです。一般的に以下のような症状がある人は膣のゆるみを疑ってもいいでしょう。

膣のゆるみの症状例
・お風呂やプールで膣に水やお湯が入って、あとから流れ出てくる
・くしゃみや咳で尿漏れしたことがある
・性交時に空気が入って音がする
・最近セックスでイケなくなった
・トイレの回数が増えた