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エンタメ 2022.06.22

男の美学と華麗なアクション。『男たちの挽歌』に見る香港ノワールの魅力

本業の落語のみならず、映画や音楽など幅広いカルチャーに造詣が深い21歳の落語家・桂枝之進。自身が生まれる前に公開された2001年以前の作品を“クラシック映画”と位置づけ、Z世代の視点で新たな魅力を掘り起こす。

  • 桂枝之進
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Z世代の落語家・桂枝之進のクラシック映画噺③

華やかな雰囲気はまるで『キングスマン』!

男の美学と華麗なアクション。『男たちの挽歌』に見る香港ノワールの魅力_a

『男たちの挽歌 4Kリマスター版』のポスター

5月初旬、京都のアップリンクで『男たちの挽歌』(1986)を見た。
お札に火をつけて煙草を燻らすチョウ・ユンファの顔がデカデカと写されたポスターには、「日本公開35周年記念」の文字が。

2001年生まれの自分は、この作品はもちろん“香港ノワール”というジャンルがあることもそのとき初めて知った。ジャッキー・チェンをはじめとするカンフー映画やコメディ映画が主流であった1980年代の香港で、夜間のロケーションを多用したコントラストの強い色調など、前衛的な手法で“マフィア映画”として公開され、大ヒットしたという。

イギリス領時代の香港を舞台にしているためか、ところどころに華やかな雰囲気を感じた。のちの映画でいえばまるで『キングスマン』(2014)のよう。

主要な登場人物は、香港マフィアのホー(ティ・ロン)とその相棒マーク(チョウ・ユンファ)、ホーの弟で兄の仕事を知らないまま警察官になったキット(レスリー・チャン)。
ホーは弟のためにマフィア業から足を洗おうとするが「入るのは楽だが抜けるのは難しい」マフィアの世界、いつしか争いに巻き込まれてしまう。

正直マフィア映画はこれまであまり触れてこなかったジャンルなので、暑苦しいド派手なアクションシーンばかりなのかと思っていた。ところが、兄弟のすれ違いや彼らを取り巻く人間模様が丁寧に描かれていたし、ロケーションを取ってみても暗いばかりでなく、綺麗なオフィスや、キットの彼女ジャッキー(エミリー・チュウ)の趣味がうかがえるファンシーな部屋など、ポップなシーンによってバイオレンスがうまく中和されていて心地よかった。

落ちぶれていくさますら、憎いほどカッコいい

男の美学と華麗なアクション。『男たちの挽歌』に見る香港ノワールの魅力_b

マークを演じたチョウ・ユンファ
Collection Christophel/アフロ

日本では1960年代から70年代に任侠映画が流行し、映画館から出た人が高倉健になりきって肩で風を切って街を歩いていたという。ちなみに落語でも「昭和任侠伝」という演目があり、その頃の映画に触発された道楽息子を描いている。それほど、アウトローな映画は見た人を強烈に惹きつけるものなのだろう。憧れるのもうなずける。

『男たちの挽歌』も、出てくるキャラクターがみんな自分の美学を貫いていて、ひとつひとつの所作がカッコよかった。

ホーとキットの兄弟のドラマを中心にストーリーが進むなか、仕事で訪れた台湾で取引相手の内紛に巻き込まれ、ホーが逮捕されてしまう。すると、それまで軽快に振る舞っていた相棒マークの態度が一変する。
復讐のために台湾に向かい、ホーをハメた敵に次々と発砲。スローモーションを多用する二丁拳銃のガンアクションが新鮮で、思わず見入ってしまった。

そして仇を討ったかと思いきや、マークは返り討ちにあい右足を撃たれてしまう。徐々に落ちぶれてゆくマークなのだが、その落ちぶれてゆくさますらどこかカッコいいのが憎らしいところ。

こうしてテンポよくストーリーが進み、クライマックスの銃撃戦では思わず手に汗握った。最新のアクション映画の演出は、このような過去の名作のうえに描かれているのだと納得できるような、迫力を感じる映画体験だった。

良い作品は製作された時代なんて関係なくどれも本当に色褪せない。
映画が終わってシアターを出てゆく観客の肩が、風を切っているように見えた。

『男たちの挽歌』(1986)英雄本色/上映時間:1時間36分/香港
香港マフィア三合会の幹部であるホー(ティ・ロン)と相棒のマーク(チョウ・ユンファ)は、強い絆で結ばれていた。ホーの弟のキット(レスリー・チャン)は、兄の仕事を知らないまま警察官となり、ホーは弟のために足を洗うことを決意する。そんな矢先、取引のために台湾へ渡ったホーは、相手組織の裏切りにあい、逮捕されてしまう。マークはたったひとりで敵組織に乗り込み復讐を果たすが、自らも足に大怪我を負ってしまう。3年後、刑期を終えて出所したホーは、堅気として生きることを誓うが、いつしか戦いへと巻き込まれていく。ジョン・ウー監督の評価を確立し、ハリウッド映画のアクション描写にも大きな影響を与えた香港ノワールの傑作。

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桂枝之進

かつら えだのしん

2001年神戸市生まれ。2017年1月 六代文枝一門三代目桂枝三郎に入門。2017年12月 天満天神繁昌亭「枝三郎六百席」にて初舞台。全国の寄席やイベント、メディア等で活動するほか、2020年、落語クリエイティブチーム「Z落語」を立ち上げ、渋谷を拠点にZ世代の視点で落語を再定義、発信するプロジェクトを主宰している。
「最近見た映画は『ほつれる』(2023)。劇作家である加藤拓也がメガホンを取った本作、ビターズエンドの配給作らしい低温さやさりげない演技が光る、実力派揃いのキャスティング。まるで流れる車窓を眺めているように無心になれる1時間半だった」

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ロードショー編集部

ろーどしょーへんしゅうぶ

1972年に創刊し、2008年に休刊となるまでの36年、多くの映画ファンから愛されていた 映画雑誌「ロードショー」。
現在も数多く届く復刊希望の声をうけ、集英社オンラインでは、映画に関する記事は「ロードショー」レーベルで発信します。
劇場で、配信やサブスクリプションでと、映画を作る環境も見る環境も多様化し、膨大な数の作品が作られている今だからこそ、本当に見たい映画を選び、より広く深く楽しむための情報や読みものを届けます。

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