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教養・カルチャー 2022.09.01

民主党政権以来10年ぶり! ついに総理大臣記者会見への参加が認められた【顛末レポート】

「直近10年で新たに事前登録が認められたフリーランス記者は0名」という、日本の総理大臣記者会見の異常な閉鎖性を伝えるシリーズ企画の第3弾。事前登録のハードルがあまりにも高く、フリーランス記者は申請自体を諦めざるを得なかった総理大臣記者会見だが、フリーライターの犬飼淳氏がついに事前登録に成功。さらには総理大臣会見に参加することなった。その顛末をレポートする。

  • 犬飼淳
  • #岸田文雄
  • #総理大臣記者会見
  • #フリーランス記者
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3ヶ月かけて、ようやく事前登録申込書の提出へ

2012年12月に自民党・第二次安倍政権が発足してからこの10年間にわたり、「新たに事前登録が認められたフリーランス記者は0名」という、世界に類を見ない“異常な閉鎖性”の中で行われている日本の総理大臣記者会見。

民主党政権以来10年ぶり! ついに総理大臣記者会見への参加が認められた【顛末レポート】_1

フリーランス記者がこれに参加・質問するには、通過すべき4つの関門(①事前登録→②抽選→③参加→④質問)があり、まず最初の関門である①事前登録を申請するには以下の条件を満たす必要がある。

・直近3ヶ月以内に協会(日本専門新聞協会、日本雑誌協会、日本インターネット報道協会、日本新聞協会)の加盟社が発行する定期的刊行物等に総理や官邸の動向を報道する署名記事を各月1つ以上掲載

・上記記事を掲載した加盟社または媒体の編集者からの推薦状を提出

出典:官邸報道室とやり取りする中で徐々に明らかになった参加条件を筆者が要約

1点目の署名記事は、直近3ヶ月以内に各月1つ以上の掲載が求められるため、ただ事前登録の申請をするだけでも最低3ヶ月以上はかかる。また、ただでさえ取材機会が限定されているフリーランス記者に対して、総理大臣記者会見の参加前に総理や官邸に関する署名記事を求めるのは順番として完全に矛盾しており、これもハードルを引き上げている。しかし、私は粘り強く対応して、7月上旬にこれらの条件を全てクリアした。

*筆者が条件を満たすまでの詳しい経緯や苦労は、前回記事「なぜ君は総理会見に参加できないのか? 直近10年「新規登録0人」の異常性」 参照

そして、参議院選挙後の7月12日、私はついに総理会見の事前登録申込書、推薦状等を官邸報道室へ提出。正式に事前登録の申し込みを行った。


民主党政権以来10年ぶり! ついに総理大臣記者会見への参加が認められた【顛末レポート】_2

事前登録申込書(筆者が提出した事前登録申込書。参加条件として必須である署名記事には、5月〜7月にかけて集英社オンラインで掲載した記事を記載)

翌13日、官邸報道室から申請書類を無事 受け付けた旨のメール返信が入る。ただ、もともと官邸側から聞かされていた「事前登録申請後の手続きには1ヶ月程度かかる」という話が腑に落ちず、「なぜ、実質2枚(事前登録申込書、推薦状)の申請手続きに1ヶ月もかかるのか?」と電話やメールで複数回問い合わせたのだが、ついに回答は得られなかった。

これまでに問い合わせた場合は、回答内容を不親切に感じることはあっても、レスポンスは非常に迅速(常に当日中)だったため、大きな落差を感じた。官邸が1ヶ月間もかけて、一体何をしようとしているのは分からずじまいで、非常に不気味に感じた。

また、掲載した事前登録申込書を見れば分かる通り、私が記載した署名記事3本のうち2本は、総理会見の閉鎖性や問題点を洗いざらい指摘した内容だ。その意味では、初っ端から“喧嘩を売っている”と判断されても仕方のない内容だけに、それを理由に手続きに支障が出る可能性も危惧していた。もちろん、そうなれば「官邸に都合の良い記事を書く記者だけを優遇している」ことが浮き彫りになるわけだが、この後、予想外の展開が待っていた。

ついに「事前登録」に成功!

何かしらの言いがかりをつけて却下される可能性もあるのでは…との不安を感じつつ、手続き結果を待つこと約1ヶ月。8月9日、官邸報道室から1通のメールが届いた。

犬飼様

お世話になっております。
表題の件につきまして、提出いただいた資料の確認が終わり次回の総理大臣記者会見から、抽選の結果次第によりご参加いただけることとなりましたのでご連絡いたします。

記者会見の参加の案内は、このメールアドレスからご連絡いたします。参加を希望される場合には、添付されている参加申込書を記載の上、返信願います。

なお、コロナ禍における対応として、希望が多い場合には抽選で参加者を決めておりますので、結果により、ご参加いただけない場合があることはご承知おき願います。

どうぞよろしくお願いいたします。

官邸報道室

出典:官邸報道室から筆者へのメール(2022年8月9日 10:06発信)

なんと、あっさりと事前登録の手続きが完了し、次回以降の総理会見では抽選に選ばれれば参加できるという報せであった。あまりにも呆気なくて拍子抜けしてしまったが、これで晴れて筆者は「民主党政権以来10年ぶりに総理会見の事前登録に成功したフリーランス記者」となった。

この一件で分かったのは、約10年にわたってフリーランスの新規登録者が現れなかったのは、申請しても官邸が却下を連発しているわけではなく、条件が厳しすぎてフリー記者自らが申請を諦めてきたということだ。

現に、これまでの官邸報道室とのやり取りにて「この10年、新たに事前登録を申請するフリーランス記者はそもそも居なかった」と私は聞いている。

逆に言えば、条件さえ満たせば新規の事前登録は可能なのだ。10年にわたって新規登録が途絶えたことで、民主党政権以前に事前登録したフリーランス記者十数名は着実に高齢化しており、このままでは年月と共に自然と居なくなってしまう。

今回を含めた3回の記事で、私が経験した事前登録の手続きは洗いざらい全て書き残したので、興味を持ったフリーランス記者には今後ぜひ挑戦して頂きたい。

またしても後出しの参加条件が…

しかし、先ほどの官邸報道室からのメールに添付されていた参加申込書を開いたところで、早くも落とし穴に気づく。

民主党政権以来10年ぶり! ついに総理大臣記者会見への参加が認められた【顛末レポート】_3

官邸からのメールに添付されていた参加申込書

なんと、先ほどの事前登録申込書と記入項目が瓜二つ。注目すべきは、署名記事を記入する欄も同じであることだ。これが意味するところは、「直近3ヶ月以内に協会加盟社が発行する定期的刊行物に総理や官邸の動向を報道する署名記事を各月1つ以上掲載」という厳しい条件は、事前登録時の1回のみではなく、毎回の会見への参加申込時に常に満たす必要があるということだ。

要は、総理大臣会見に参加したければ未来永劫、毎月1本は、総理や官邸の動向を報道する署名記事を、定期的刊行物に掲載しなくてはならないのだ。

繰り返すが、これが取材機会自体が限定されているフリーランス記者にとっては参加資格を維持するだけでも非常にハードルが高い。

ここまで厳しい条件を毎回の参加申込時にも課す必要性はあるのか官邸報道室にすぐさま問い合わせたところ、当日中に以下の回答が返ってきた。

フリーランス記者の総理大臣記者会見の参加条件が「㈳日本新聞協会加盟社が発行する媒体に署名記事等を提供し、十分な活動実績・実態を有する者」となっております。総理大臣記者会見の開催時点で十分な活動実績・実態を有しているかの確認のため、毎回提出いただく必要があります。

出典:官邸報道室から筆者へのメールを一部抜粋(2022年8月9日 17:01発信)

簡単に書いてくれているが、私はこの条件は「事前登録」の際に必要とは聞いていたが、「毎回の会見への参加申込時」も常に満たす必要があることはこの時に初めて知った。前回記事でも指摘した通り、官邸報道室の「いかにしてフリーランス記者の参加ハードルを高くするか」に腐心する姿勢は終始一貫している。具体的には以下だ。


・参加条件に関する情報は極力一般には公開しない(電話やメールでやり取りを重ねると隠された条件が次々と明らかになる、等)

・参加条件をこっそりと伝える(メール本文ではなく添付ファイルの文言のみに条件を記載する、等)

・こちらの解釈を明記しただけでは、その正誤について回答しない。答えざるを得ないほどピンポイントに質問(「この理解で正しいか?」等)した段階でようやく回答する


3ヶ月以上にわたって粘り強く対応してきたが、率直に言って、このタイミングで私は心が折れそうになってしまった。せっかく苦労して事前登録に成功したばかりだが、一度も会見には参加できないまま参加資格を失うことも十分にあり得るだろうと半ば覚悟した。

しかし、幸いなことにこの心配は杞憂に終わる。この出来事からわずか24時間後、私は総理会見に参加していたのだ。翌日(8月10日)にいったい何が起きたのかはまた別の記事で詳しくお伝えしていきたい。


文/犬飼淳 写真/小川裕夫

記者が総理大臣記者会見で見た「あまりに奇妙な光景」ーやはり質問者の指名順序は事前に決まっている⁉
に続く

最初のページに戻る

犬飼淳

いぬかい じゅん

フリーランスライター

theLetterで政治に関する様々な論考を発表。国会答弁を色付きで分析した「信号無視話法」などがSNSで話題に。地元の横浜市長記者会見などに参加し、記者クラブ制度の問題点にも言及。また、日英仏3ヶ国語のYouTubeチャンネルで国会答弁の視覚化などを全世界に発信。

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