感謝の気持ちを表すおわび

「わびる」の項目では、謝りたい気持ちの強さを「謝り度」と名づけ、文例ごとに0~4段階で表します。状況によって謝罪の勢い、深さには差があります。まずは「謝り度0」で、一番軽いおわびの例。伝えている内容としてはほとんど「感謝」です。

マイナスをプラスに! 4段階で使い分けたいビジネスお詫びメール_1

相手の苦労をあらかじめ案じてわびる

▶ご足労いただけるとのこと、まことにありがとうございます。このような天候のなか、大変恐れ入ります

どうやら明日は天気が悪いらしい、そんななか来てくれる相手に対して、感謝の気持ちを表しつつ相手の苦労を案じて「あらかじめ」謝っておくシーンです。「恐れ入ります」はごく軽いおわびですが、ここではこの程度で十分です。べつに悪いことをしていないのに謝りすぎると、相手も負担を感じます。

お礼の代わりに「すみません」を使いすぎている人は、「ありがとうございます」に書き換えてみましょう。とても気持ちのいい文章になります。