日本は二度とアメリカと中国に経済的に追いつけない

Q.世界各国の経済力ランキングは?

1位アメリカ、2位中国、3位日本です。アメリカはずっと世界 No.1の経済国で、近年では中国も爆伸びしています。2010年に日本はあっさり中国に抜かれました。そして 2022 年現在、「アメリカ&中国」と「日本」の差はどんどん広がるばかりです。残念ながらこの差は広がり続け、経済格差が縮まることは二度とないでしょう。

中国の人材はとにかく若いです。テンセント(ゲーム・SNS会社)は「35歳以上の高齢社員の早期退職勧告」を発表していました。中国の IT 企業ではもはや35歳以上は高齢者なのです。若さがあり、能力もあるのに大企業の老害に邪魔されてくすぶっている若手がいたら、いますぐに辞めて起業しましょう。若さはパワーです。

現在1位のアメリカはこれからも最強国として成長していくことが見込まれます。今後もアメリカ経済はNo.1であり世界経済の中心です。ではこれを踏まえてクイズです。

Q コロナショックで世界中の株価が大暴落!しかしいまは V 字回復しています。いったいなぜ?

正解は…アメリカが今までにない規模の金融緩和(お金のばらまき)をしたからです。FRB というアメリカの中央銀行(日本における日本銀行)が、過去最大の300兆円の資金供給(金融緩和)をすると決めました。
※ 連邦準備制度理事会=FRB(The Federal Reserve Board)は通称「Fed:フェッド」

「Fedがバズーカ砲を打つ準備ができたぞ!」というニュースの発表と同時に世界中で株価は V 字回復を果たしました。アメリカ経済は世界中への影響力を持っているのです。FRBのパウエル議長は最後の砦のように金融緩和しない道を探っていましたが、コロナショックは未曾有の危機だと判断し泣く泣く金融緩和を決定しました。パウエル議長は何を恐れていたのでしょうか?

ドーピングには副作用が伴います。世界最大のアメリカが史上最大の金融緩和をしたため、世界中の他国が追随して緩和をし、株式市場にお金がじゃぶじゃぶに流通しました。市場流通のお金の量が増える=手元にある現金の価値が下がるということです。