地面師詐欺が増えている?
「地面師」とは、土地の所有者になりすまし、不正に土地を売却してお金を騙し取る詐欺師のことだ。
国土工営の担当者によれば、近年、地面師詐欺は増加しているという。その理由と実態について、実際に地面師詐欺に直面した担当者は次のように話す。
「地価が上がっていることで、地面師の“旨味”が増えていることが要因でしょう。狙われやすいのは、地価が高いエリアの手付かずの土地。地面師詐欺とは、簡単にいえば『空き巣』のようなものです。誰かが住んでいたり、抵当権がついていたりする土地は、地面師にとって狙いにくい。手入れされていない更地がターゲットになりやすいと考えられます」