アメリカの株式に投資すると34年で30倍!

では、実際にインデックスファンドに投資をするとどれくらいお金が増えたのかを見ていきましょう。インデックスファンドと一言に言っても、いろいろな種類があります。

「index」とは日本語で指標や指数という意味で、インデックスファンドは特定の指数に連動することを目的にした投資信託です。難しく考える必要はなく、例えば日経平均株価という指数と連動することを目的としたインデックスファンドがあれば、それを買えばほぼ日経平均株価と同じリターンが得られると思ってください。

同様にアメリカだとS&P500という指数があり、それと連動するインデックスファンドも販売されています。ちなみに日本で一番人気のあるインデックスファンドであるeMAXIS Slim米国株式もこのS&P500と連動することを目的にした投資信託です。

アメリカ株が人気な理由は圧倒的な過去のリターンにあります。S&P500の配当込みのデータを見ると1987年12月から2021年12月で約30倍になっており、1987年12月に100万円投資していれば、3000万円になっていることになります。(投資信託を利用すると手数料がかかるので、実際にはもう少しリターンは下がります)

このように過去の素晴らしいリターン、そして今後もそれが続くと思う人が多く、アメリカ株が人気です。一方、米国だけに投資せずに全世界に投資した方がいいという意見もあります。ちなみに僕も全世界派で、投資しているのは全世界の株式に投資する投資信託です。

リターンで見れば、過去30年で9〜10倍とアメリカにこそ見劣りはしますが、繁栄し続ける国が過去存在しなかったように、アメリカが特別であり続けるかどうかはわかりません。かつてはオランダ帝国のギルダーが基軸通貨でしたが、それはポンドとなり、今はドルです。

このように世界は変化し続けると思う人は全世界派に多いです。また全世界と言っても当然アメリカも含まれているので、全世界の投資信託を保有することでアメリカの成長も享受できます。

あなたがアメリカ一点主義か全世界派かはさておき、大切なことはたった100円からでもこのような投資ができる時代だということです。

株式はリーマンショックのような暴落が起きると1年で資産価値が半分になるような資産ですので、自分のリスク許容度に応じてどれくらい投資するかどうかは考える必要はありますが、少額からだと始めやすいと思います。

もし将来の老後資金に対して不安を持っているなら、まずは少額から投資信託を始めてみるのがいいのではないでしょうか。

文/井上ヨウスケ