グルメ番組『オモウマい店』。名物店主への密着取材が届けたいもの_4
窓際の定位置に陣取る茂三郎さん。近所の子どもたちにここから声がけするのも日課だ

1~2週間で関係値を深める難しさ

先日放送された「味のイサム」のリニューアル回にも茂三郎さんは登場し、長い行列ができたお店前の交通整理を買って出ていた。それくらい、義理と人情を大切にする人であり、それをすぐさま実行に移す行動力が魅力である。

 「味のイサムに手伝いに行ったのも師匠の発信です。大晦日にイサムの店主さんがお店に来てくれたので、その恩返しじゃないですけど、何か手伝ってあげなきゃと思ったみたいですね。お店を休んで、みんなで急遽向かいました」(谷口D)

そういった姿勢は、1週間以上お店に密着し、店主や店内のありのままの様子を収めることが醍醐味の『オモウマい店』という番組の特性上、特に見習いたい部分でもあると谷口Dは語る。将来的には「音楽番組を制作したい」という彼は、丁寧な関係性の構築を今後の取材でも意識していきたいという。

 「店主さんに認めてもらうこともそうですし、店主さんがいつも見せている姿を収めるまでは、丁寧に作業していかなければと思います。一年かけたらどんな店でも常連にもなれますし、どんなディレクターでもいい密着映像が撮れると思うんです。ただ、1~2週間という時間でそこまでの関係値に持っていくのは、意外と長いようで短いので」(谷口D)

 『オモウマい店』では、店主や常連客の生き様を、しっかりと料理も見せながら紹介することを信条としている。その上で、視聴者が日々暮らすための活力、励みになってもらいたいというのが、今回登場いただいたディレクター共通の願いだ。外食産業は、コロナ禍や原材料費高騰とシリアスな状況が続く中で、諦めず、楽しく奮闘している店主たちの姿に心動かされるのは、そうしたディレクターの希望も一緒に映されているからだろう。

グルメ番組『オモウマい店』。名物店主への密着取材が届けたいもの_5
茂三郎店主の厳しい指導により、メキメキそば切りが上達していった谷口D。ついでに茂三郎Dの撮影テクニックも上達しているとか

番組情報

グルメ番組『オモウマい店』。名物店主への密着取材が届けたいもの_6

『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』
毎週火曜日 よる19:00~19:54
日本テレビ系で全国ネット放送
TVerでライブ配信
MC:ヒロミ 進行:小峠英二
最新回:7月12日放送は「味のイサム」復活スペシャル! リニューアル後の3ヶ月に密着!(←火曜日以降に更新なら外します)
放送後、Locipo、TVer、Huluで無料配信中(一週間限定)
公式Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCDtbqtsrrz56EmgPy51x2Yg

取材/文 森樹   写真/番組提供 ©中京テレビ

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