廃棄反を活用したアップサイクル製品を秋に販売予定

現在試作中のプロダクトは、工場で余ってしまった廃棄反を活用したアップサイクル製品。コットンツイードサージという起毛ウールのような生地で「TANDEN PANTS -HIBI-」を制作中、秋に販売予定です。他にもさまざまなアイデア、やりたいことが待機中です。

【私のウェルネスを探して】「RELIEFWEAR」鳥羽由梨子さんがこだわり抜いて作ったボトムスと靴下の“心地よさ”の秘密_h
写真のコットンツイードサージで「TANDEN PANTS -HIBI-」を制作中、秋に販売予定です(写真提供/鳥羽由梨子さん)

「座る、歩く、それぞれの動きにこだわったボトムスを作りたいと思っています。冬のお悩みを解消できる靴下も作りたいですね。履物も、いつか作りたいと思っています。人の足元を見ることが多いんですけど、自分の足に合っていない靴を履いている人って実は多くて。草鞋や草履のように、道具が体に合わせてくれる、一人一人の足の健やかさにつながる、そんな履物をいつか作りたいですね」

後半では、鳥羽さんがどんな幼少期を過ごし、洋服作りに携わるようになるまでを聞きます。健やかな鳥羽さんが、日々大切にしていること、そして手放したものとは。

鳥羽由梨子さんの年表

1980年 東京で生まれる。父親の仕事で名古屋、山口、鹿児島などを転々とする
14歳 中学2年の時に埼玉県川越市に引っ越す
19歳 短期大学の児童教育学科に入学
22歳 短期大学でさらに専攻科へ進み、幼稚園教諭と保育士の資格を取得。幼稚園教諭として働き始める
25歳 デザインに興味を持ち、桑沢デザイン研究所のプロダクトデザイン科の夜間部で学び始める
27歳 雑誌でデザイナーのセキユリヲさんの記事を見つけ、セキさんの事務所・サルビアに電話をする。メールでも問い合わせ、直接の対面を経て、アルバイトで働き始める
29歳 サルビアの正社員になる
36歳 虫垂炎で入院する。体の不調を根本から解決したいと思い、独学で身体や衣服について学ぶように
39歳 体を養生するためのブランドを立ち上げようと思う
40歳 3月にサルビアを退社。8月に「RELIEFWEAR」を立ち上げる

「RELIEFWEAR」公式サイト

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撮影/高村瑞穂 取材・文/武田由紀子

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