考察NGの濱家が自信を持った尾田先生の一言

――『海賊王におれはなるTV』の見どころを教えてください。

山内 ONE PIECEを知らない人は、全く楽しめないというわけでなく普通にお笑いとしておもしろい番組です。もちろん、コアな部分も多いのでONE PIECEを知ってる人はより楽しめると思います。

濱家 ONE PIECE自体を深く掘る回もあるんですけど、芸人にしかできないような内容になっているので、いろんな方に楽しんでもらえるかなと思います。「ワンピネタワングランプリ」とか、ドンジャラをやる回とか……まあ、あれはドッキリやったんですけど。

山内 そもそもONE PIECEの番組やのに、濱家が考察NGなんですよ。前に霜降り明星がきてくれた時に、考察の話題になったらスタジオから出て行っちゃうくらい。考えてみたら、この番組で考察しないって異常やで。ONE PIECEの番組なんやから考察してなんぼやのに、MCの片方が考察NGだからというので、番組内容がかなり変わってるんです。

濱家 いや、最初は申し訳ないと思ったよ。でも、尾田先生に「今日、考察を聞くのが嫌でスタジオの外に出ちゃいました」って連絡したら、「全然それでいいと思います」って返事が来て。それ以降は「うりゃ、見たことか〜!」って堂々とするようになりましたね。

山内 (笑)。まあでも、濱家と同じく考察NGタイプの人も安心して見れるから、その点もおすすめです。

――特に印象に残っている放送回はありますか?

濱家 特殊なことやってないんですけど、ミキがゲストに来た回は、めちゃくちゃ覚えてますね。収録する部屋のカーテンブラインドが、風で揺れて、こうせいの顔の真ん中に光がずっと差し込んでて「正義の門みたいやな」って僕が言ったんですが、あれは1番のいい例えやったなって。

山内 え、自分のこと?

かまいたち ONE PIECEの尾田栄一郎からLINEで届いた「すごい動画」_c

山内 僕は、ワンダースワンのゲームで対決した回が印象に残ってますね。あの回を見た方からは「ゲームでもそんなことするのか」ってバッシングを受けまして、ONE PIECEとは全然関係ないところで、めちゃくちゃ叩かれました。

濱家 そこらへんも魅力ですよね。ONE PIECEを知ってる人も叩けるし、知らない人も叩ける。

山内 なんでやねん、魅力ちゃうやろ。

――最後に、6月30日の放送回の収録を終えての感想を教えてください。

濱家 今回放送した「ワンピネタワングランプリ」は、ONE PIECE知らんくても「こういうことあるんやろうな」って気持ちで楽しめますね。あとは、毎回を通じて言えるのは、ADの女子たちが作ってくれる山内の衣装がすごいので、ぜひみてください!

山内 「ワンピネタワングランプリ」はお笑いとしてもおもしろいですからね。あと、今回に関していうと、僕も知らなかったんですけど、とんでもない新人の子が出てきて、ついにMCが3人になることもあるんかな……って思いました。

濱家 あるわけないやろ! あの子、入れるんやったらお前抜けろ!

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6月30日放送回の豪華賞品一覧。山内さんの独断と偏見によって、芸人さんに配られていくのだが…

取材・文/於ありさ   写真/松木宏祐

番組情報
ワンピースバラエティ 海賊王に俺はなるTV

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©尾田栄一郎/ 集英社

「週刊少年ジャンプ」で絶賛連載中の尾田栄一郎による少年マンガ『ONE PIECE』。1997年の連載開始からまたたく間に人気を博し、1999年よりテレビアニメ『ワンピース』が放送開始。以来、常に高い人気を誇るロングシリーズとなり、さらにはテレビの枠を超え、映画や舞台化そして歌舞伎にもなった超人気コンテンツだ。そんな、日本を代表する世界的人気作品となっている『ONE PIECE』を愛してやまない芸能界のマニアが集まり、作品への愛を語り尽くす、ジャンプ史上初めての『ONE PIECE』地上波冠番組『ワンピースバラエティ 海賊王におれはなるTV』。番組タイトルロゴは『ONE PIECE』の原作者である尾田栄一郎が描書き下ろし、『ONE PIECE』がバラエティーへとあらたなジャンルの航海を始めることとなる。
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