文字が読めない子どもも楽しめる、ツッコミが主役の絵本

――まずは、松井さんが7月に刊行された絵本『ちがうちがう』について、辻元さんの感想を聞かせてください。

辻元舞(以下、辻元) すごく面白かったです。絵本を読みながら突っ込むって新しいなと思いましたし、さすが芸人さんですよね(笑)。末っ子の娘はまだ文字が読めないんですけど、私が読んであげていたら、「ちがう、ちがう」って言いながら、楽しんでいました。

松井ケムリ(以下、松井) うれしいです、ありがとうございます。この絵本は、ページを開くとツッコミの言葉が右側にくるんですが、文字が読めない年齢の子だとネタバレせずに楽しんでもらえます。

3児の母・辻元舞さん(左)と1児の父・松井ケムリさん
3児の母・辻元舞さん(左)と1児の父・松井ケムリさん
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辻元 絵も松井さんが描かれているんですよね。そもそも、「ツッコミを絵本にしよう」というアイデアは、すぐに浮かんだんですか?

松井 そもそも絵本を作るきっかけは、単独ライブだったんですけど、芸人が作る絵本なので「ツッコミを軸にしよう」というのは、話をいただいてすぐに決めていましたね。でも、辻元さんなら、この絵本だったら15分くらいで描けちゃうと思うんですけど。

辻元 そんなことありません(笑)。

松井 辻元さんは絵を習っていたんですか? 過去に美術部だったとか。

辻元 高校のときに選択授業で美術を取っていましたけど、本格的に習ったわけではありません。ただ描き始めると、見えているものを全部描きたくなって、細部まで描きすぎてしまう。それが悩みでもあります(笑)。

松井さんが描かれたイラストも味があって、初めてとは思えない仕上がりですよね。人物を同じ顔で描けるってすごいです。

松井 確かに、顔を描くのがとても難しくて(笑)。人物は本当に何回も描き直しました。

あと意識したのは、字が読めない年齢の子でも楽しめる派手な色使いやキラキラした虫ですね。そこは、絵本としては目を引くように工夫しました。