「長期休暇する」「再開の目処はたっていない」と書かれた手紙
クリニックに3年以上通っていたという40代の女性はこう肩を落とした。
「私が最後に先生を見かけたのは9月16日の午前11時くらいでした。クリニック近くのコンビニ付近で飲み物を片手に歩いていました。診察時間なのに外を歩いているのは変だなと感じましたが、声はかけませんでした。
私自身は3年以上、月に1度診察してもらっていました。先生は大阪弁で敬語ではなくタメ語で適度な心地よい距離感で話してくれて、いつも私に同調して共感してくれました。
最後の診察は9月1日で、その時も普段通りで、来月の予約をして帰りました。先生は自分のプライベートは一切話したことはないし、この1年の間で雰囲気や様子が変わったりということはありませんでした」
しかし、シルバーウィークが終わるころ、女性の自宅にクリニックからレターパックが届いたという。
「長期休暇することと、再開の目処はたっていないと書いてありました。他の病院に通院するための紹介状も同封されていました。突然のことに驚きましたが、その時はいつかは開くだろうって思っていたんです。
けれどもクリニックに来たら『閉院』と張り紙があったので……。できれば先生の診察を受けていきたかったのですが、違う病院に行くことにしました。
事件については、信じられない思いです。本当に優しい先生なんですよ。1年半ほど前に私が近隣の騒音問題で悩んでいたときも先生は親身になって話を聞いて、診断書も書いてくれたんです」
クリニックの経営が順調だったからか、下村容疑者は3年前に尼崎市内に自宅近くに別宅を購入していた。近くの80代の男性商店主はこう語った。
「下村さんは3年くらい前から月に3、4回見かけるようになったけど、今年に入ってからはパッタリ姿を見んようになったな。口数は多くはないけど気さくな方で、見かけるたびに『今日はどうしたんや?』って声かけると『子供を幼稚園に迎えにきました』と言ってはった。
もともとこの家の一階部分は商店やったから、いずれここでクリニックでもやるんかなと勝手に思ってた。ちょこちょこ修繕したりしとったからな」













