女性タレントの復帰の難しさ
なぜ手越とベッキーでは、再出演までの時間や反応に違いが見られるのか。テレビウォッチャーの飲用てれび氏は、まずSNS上の批判について、視聴者全体の声とでは差があると指摘する。
「そもそも、ベッキーに強い拒否感を示している視聴者が実際にはそれほど多いとは思いませんが、その上であえて手越との違いを言えば、明確な犯罪のケースを除けば、不祥事のなかでも不倫による謹慎は長くなりがちです。
よく言われるように、特にゴールデン帯はファミリー層をターゲットにした番組が多いため、家族を傷つけたと受け取られる行為に対しては、スポンサーも慎重になりやすいのかもしれません」(飲用てれび氏、以下同)
さらに、女性タレントがいったん番組を離れた後の難しさも指摘する。
「女性タレントは入れ替わりが激しく、いったん席を離れると別のタレントで埋まりやすいという事情もあるかもしれません。年齢を重ね、別の立ち位置を獲得してからでないと、復帰しにくい傾向があるように感じます。
また、アイドルなどに比べると、テレビタレントには特定の個人を継続的に支えるファンダムが形成されにくい面もあります。それが復帰の後押しの弱さや、SNSで過去の『過ち』を繰り返し批判しやすい状況につながっている可能性があります」
『イッテQ』は現在も高視聴率を記録する人気バラエティー番組だ。2024年には「新メンバー発掘プロジェクト」を行ない、若い世代の出演者も迎えながら、さらなる長寿化に向けて動いているように見える。
そうした中で、賛否を呼ぶ可能性もあるベッキーを再び迎えたことには、どんな意味があるのだろうか。
「前身番組を経て2007年に始まった『イッテQ』は20年近くの歴史があり、ベッキーの復帰を理由に今さら番組から離れる視聴者がことさら多いとも考えにくいです。むしろ、一度離れたメンバーを再び迎え入れることで、番組が積み重ねてきた出演者のファミリー感がより強まる可能性があります」












