阪神vsソフトバンクではバントがカギに…?
――終盤で7連敗を喫するなどゴタつきましたが、阪神が球団史上初のリーグ連覇目前です。改めて今シーズンの阪神はいかがでしたか?
江本孟紀(以下、同) この連載でも前から言ってるけど、阪神はクリーンナップ、もっと言えば1番から5番までほぼ固定できたことに尽きる。上位(打線)を固定するのは野球の基本。それが阪神以外はできなかった。
―― 一方で、ソフトバンクは難なく連覇を達成。仮に日本シリーズが2年連続で阪神対ソフトバンクという顔合わせになったら、どのような戦いになりますか?
戦力的には五分五分だから監督対決になるだろうね。とはいえ、ふたりとも奇をてらったことはしないオーソドックスな監督。だから戦いとしては地味になりそう(笑)。
――阪神は犠打数104(10月1日時点、以下同)でリーグ1位、ソフトバンクは72でリーグ2位と、クリーンナップの強力さに加え、手堅さも目立ちます。
7、8回のタイムリーがそのまま勝敗に直結する。終盤にスコアリングポジションにランナーを置くことの重要性をわかってない球団が多いなかで、この2チームはごく当然にそのケースでバントができる。
そういうチームは監督としてはやりやすいな。ただ監督の采配の中でバントのサインが一番難しいんだよ。
――そうなんですか?
素人には簡単に見えるかもしれないけど、バントってめちゃくちゃ難しいからね。それで失敗したら「高校生でもできるのになんでプロができないんだ」とか「こんなところでバントなんてさせる監督が悪い」とか批判の対象になってしまう。
だから最近はバントから逃げる監督も珍しくない。
――バントがカギを握るシリーズになる、と。
あとはお互いクリーンナップが強力なだけにホームラン。小技での攻防がありながらの派手な一発で試合が動くって展開も多そうだね。














