たみフルへの恋は本物だった?

──極限状態の中で芽生えた、たみフルへの恋は“本物”だったのでしょうか?

正直、あの女性メンバーの中で最初からピンときた人はいなかったんですよ。プロデューサーにも「50代の2人(パチゆみとせん姉)はマンハッタンのために用意したんですよ」って言われたんですが、残念ながらあの2人に対して恋心は芽生えなかった。だからたみフルを好きになろうと、自分の気持ちを作っていったわけですよ。

──気持ちを作っていった、とは?

普段の恋愛ではそんなことしないですよ。でもあそこは“特殊な世界”だから、高校生になった気分で、ちょっとしたことで「僕はたみフルが好きなんだ」って思い込むんです。

──その「ちょっとしたこと」が、マンハッタンを主人公にした8コマ漫画を描いてくれたことだったんですか?

それは一つのきっかけではあったけど、途中、たみフルが隊長のことを好きだと気付いて諦めることにしたんです。でもその後、僕がハイビスカスの苗を植え終わったタイミングで、たみフルから自分のがんの闘病記を描いた漫画を渡されたでしょ? あのとき「これ脈ありかも」って思ったんですよ。

──なるほど。

でも実はその漫画、最初からみんなで「読みたいね」って話してたんですけど、諸事情で「ダメ」って言われてたの。そしたら還暦の誕生日会前日にいきなり「OK」が出て、たみフルから「読んでください」って手渡されて。偶然にしてはできすぎですよね(笑)。

だから僕は「オッケー! その流れに乗ります」って感じで告白を決めました。それに、還暦の誕生日会も終わって、このまま残っても意味ないなって思ったしね。

『あいの里』で、たみフルへの告白を決めた瞬間を語る「マンハッタン」ことRyo Hayashiさん
『あいの里』で、たみフルへの告白を決めた瞬間を語る「マンハッタン」ことRyo Hayashiさん

──それって実際、恋してることになるんですか?(笑)

正直、今振り返るとなんで恋に落ちたのか自分でも分からない。あの環境だからこそ、自分を洗脳して告白して散ったわけ。まあ散るとは思ってなかったですけど(笑)。

──番組が終わると別れてしまうカップルが多いのは、やっぱり、あの特殊な環境の中でかかったマジックが解けてしまうからなんでしょうか?

しょうがないよね。だって撮影時はお互いいろんなことに目をつぶるわけだから。そもそも僕、お酒飲み過ぎる人とは付き合えないのに、たみフルとか毎晩、外で宴会してるんだもん(笑)。

ただストーリーに乗っかっているときの気持ちは本物だったので、そういった意味ではちゃんとたみフルに恋はしてましたね。