60歳の失恋、娘に「パパ苦しい」と泣き言も…

──たみフルに告白したときの自信のほどは?

80%以上ありました。いけると思ったからいってるし、いけないと思ったらつまらないじゃないですか。でも鐘を鳴らした後も彼女がずっと泣いてて、告白のシーンでも泣き止まない。そのとき「ちょっとオーバーリアクションだな……」って思っちゃいましたよね。

──結果、フラれて一人で里を去ったわけですが、そのときのご心境は?

派手な還暦の誕生日とかやってもらって、舞い上がってましたね。「上手くいく」と思って意図的に流れに乗っかったのは僕なんですが、フラれて「やられたぁ……」って思っちゃいましたね。

“イケおじ”と話題になった『あいの里』の「マンハッタン」ことRyo Hayashiさん
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 ──たみフルさんへの失恋からはどれぐらいで立ち直ったんですか?

彼女と一緒にいる時間は1カ月ちょっとでしたが、ものすごい濃い時間を一緒に過ごしたので、フラれて帰ってきて1カ月間は、すっごい落ち込みました。

──えっ、そうだったんですか! 勝手なイメージですが、すぐ立ち直ったのかと……(笑)。

してない、してない(笑)。ものすごく落ち込んだ(笑)。だって、フラれた瞬間に、気づくわけですよ。「これ全世界配信されるじゃん」って。TVは1回だけの放送だけど、Netflixって未来永劫アーカイブで見れるわけでしょ。愕然としましたよね。あとは、高校生みたいな恋してフラれてカッコ悪いなとも思ったしね。

──フラれてからの1カ月間は、どのように過ごしていたんですか?

娘に泣き言、言ってた。「パパ苦しい」って(笑)。娘は「大丈夫だよ、パパ」って励ましてくれて、まるで高校生の失恋みたいにうじうじしてました。友人には「コメディアンだから振られてよかったよ」って言われたりもしましたけど(笑)。

失恋後、1カ月間は「高校生のようにうじうじしていた」と語る「マンハッタン」ことRyo Hayashiさん
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──そんな失恋から、どのように立ち直っていったのでしょうか?

Tokyo Comedy Barに出たり、意識的に外に出るようにもしましたが、一番はマッチングアプリで知り合ったアメリカ人女性と付き合うことができたことですね。自分のことを好きになってくれる女性がいると、やっぱり傷は癒えてくるわけですよ。その後、彼女がアメリカに帰ってしまったことで、短い恋は終わりましたが。

──若いときの失恋と、60歳での失恋は何が違いましたか?

失恋の痛みは共通してるけど、回復の仕方は年取ってからの方が早いよね。若いときって失恋したときの手当の仕方すら分からなかった。もちろんフラれたら60代でも傷つくんだけど、心の整理の仕方は早くなりますね。

後編に続く

取材・文/木下未希 撮影/村上庄吾