「メルカリ」は実店舗の敵ではなかった?
店舗型リユースにとって、もうひとつ逆風に思えるのがフリマアプリの普及だ。ところが浜田氏は、むしろ市場を広げた面もあるとみる。
「メルカリが登場した当初は、店舗型のリユースにとって脅威になるといわれていました。実際、商品を売る場としては競合する部分もあります。ただ、フリマアプリによって中古品を売買するハードルが下がり、リユースを利用する人が増えた。結果として、市場全体を一緒に広げてきた面は大きいと思います」
しかも、フリマアプリと実店舗では利用者が求めるものにも違いがある。
「フリマアプリは、自分で値段をつけ、全国の人に売れるのが強みです。ただ、1品ずつ撮影して出品する手間がかかり、時には購入者とトラブルになることもある。
一方、実店舗なら値段は店側の査定で決まりますが、不要品をまとめて持ち込み、その場で売れる。手間をかけずに手放したい人には、ハードオフのような店舗のほうが使いやすいわけです」
買う場合も、フリマアプリなら全国から目当ての商品を探して価格を比較できる一方、実店舗なら傷や使用感、付属品の有無などを自分の目で確かめられる。ひとつひとつ状態が異なる中古品だけに、実物を見て選べるのは店舗ならではの強みだ。
つまり、フリマアプリと実店舗は競合する部分を持ちながら、それぞれ異なる役割を担い、拡大するリユース市場をともに支えているというのが実情のようだ。













