「1時間ずらす」だけでも渋滞は変わる
では、渋滞を避けるにはどうすればいいのか。もっとも確実なのは、そもそも混雑する日に走らないことだ。
「一番は、渋滞を予測している日を避けてご利用いただくことです。ただ、シルバーウィークは多くの日で渋滞を予測していますし、予定を変更するのが難しい場合もあると思います。そんなときは、時間をずらすだけでも大きく変わります」
NEXCO東日本では、下り方面は夕方から夜、上り方面は午前中が比較的空いていることが多いとしている。
「大幅に時間をずらさなくても、1時間ずらすだけでも変わります。渋滞の長さは時間によって伸び縮みします。一番渋滞が長くなる時間帯に通過するのか、その少し前後で通過するのかだけでも違います」
実際、NEXCO東日本は今回のシルバーウィークについて、例えば東北道の浦和IC―館林ICを走るケースでは、混雑時間を避けて明け方や夕方以降に移動することで約50分短縮できる例も示している。
さらに担当者が強調するのが、経路そのものを変える方法だ。
「今は、“高速道路も乗り換えする時代”です」
また、近年は高速道路網が発達し、とくに首都圏では同じ目的地でも複数のルートを選べるケースが増えている。NEXCO東日本の「ドラぷら」では渋滞予測を考慮した所要時間を検索でき、「ドラとら」では現在の渋滞や通行止めなどの交通状況を確認できる。
担当者は「事前に複数のルートを調べておき、当日は最新の交通状況を確認したうえで最適なルートを選んでいただければ」と呼びかける。渋滞を見て慌てて下道へ降りたり、少しでも進みそうな車線へ次々と移ったりするより、「いつ走るか」「どの高速道路を走るか」を出発前から考えておく。
大型連休の渋滞を少しでも避けるには、それが遠回りに見えて一番の近道なのかもしれない。
取材・文/集英社オンライン編集部













