渋滞したら「下道に降りる」は正解なのか
今年のシルバーウィークは、9月19日(土)から23日(水・祝)まで11年ぶりの5連休となっている。
旅行や帰省で車を利用する人も多く、高速道路では各地で渋滞が予測されている。NEXCO各社などによると、期間中、全国では10キロ以上の渋滞が計279回発生すると予測。NEXCO東日本管内だけでも73回で、今年のゴールデンウィークの実績と同程度だという。
首都圏全体では、中央道下り・相模湖IC付近を先頭に最大45キロの渋滞も予測されており、まさにゴールデンウィーク並みの混雑だ。
では、渋滞にはまったとき、「高速を降りて下道を走ったほうが早い」と考えるのは正解なのだろうか。NEXCO東日本の担当者に聞いた。
「ケースバイケースなので断言はできませんが、一般論として交通集中による渋滞の場合、大型連休はお出かけ需要が高く、一般道、いわゆる下道も混雑していることが予想されます。そのため、必ずしも一般道のほうが早いとは限りません」
高速道路が赤く染まったカーナビの画面を見ると、「次のインターチェンジで降りてしまおう」と考えたくなる。しかし、大型連休では同じことを考えるドライバーも多いうえ、観光地周辺などでは一般道自体が混雑している可能性もある。
担当者は「最新の交通状況を確認したうえで、ルートを検討してほしい」と話す。そして、渋滞中にもうひとつ避けてほしい行動があるという。
「“渋滞中のむやみな車線変更”です。渋滞中は隣の車線が早く進んでいるように見えますが、これは“錯覚”です。どちらかが先に進んでいるように見えても、しばらくするともう一方も動きだすため、どの車線を走っても大きな差はありません」
少しでも前へ行こうと、流れているように見える車線へ移る。ところが移った途端、今度は元いた車線が動き始める――。渋滞中にはありがちな光景だ。
焦って車線変更を繰り返すことは、時間短縮につながらないばかりか、別の問題も生む。
「むやみな車線変更は後続車にブレーキを踏ませ、渋滞を悪化させたり、事故を引き起こしたりする原因にもなりますので、控えていただくようお願いします」













