開催国に次ぐ日本勢63チーム…会場で際立った“本気のモルック”
モルックはフィンランド発祥の遊びだ。3.5メートル先に並べた12本のピンに木の棒を投げ、倒れた本数や書かれた数字で得点を競う。フィンランド人ならだいたい知っている遊びでもある。
今大会には512チームがエントリー。直前のキャンセルを経て、実際に本戦を戦ったのは479チームで、世界選手権と国別対抗戦を合わせ24か国から選手が集まった。
そんな世界大会で、開催国フィンランドに次いで多かったのが日本だ。
モルック世界大会は、1チーム4~6人で編成され、1チームあたり120ユーロ(約2万2200円)の参加料を払えば誰でも自由にエントリーできる。世界大会は毎年開催されており、3年に1度、発祥地であるフィンランドで開催された。2年前には初めて日本・函館で開かれた。
今年はモルック発祥の地での開催に加え、会場が日本からの直行便のあるヘルシンキで、大会日程がお盆休みとも重なったことから、日本人の参加者が増えたという。
会場は、ヘルシンキ市内のカピュラ運動公園。大会期間中の気温は20度前後で、会場内にはビールやソーセージなどの屋台も並び、モルックだけでなく、青空の下のテーブルでビールを飲みながら、長い夏の日を楽しむ参加者もいた。
さらに特徴的なのは年齢層が幅広く、子どもや大学生など若者参加者からシニア世代までいることだ。各々、モルックやチーム名、お国名物などをあしらった個性豊かなユニフォームを着て、あちこちから歓声が聞こえた。その中で目についたのは黒い髪と、サングラスで紫外線対策もばっちりの日本の参加者たちだった。
兵庫県から来たという参加者は、練習をしようと初日の開会式の2時間前(午前8時半)に会場に着いて驚いたという。
「もう、日本の人たちが来て練習してました」
日本チームの試合には、どこか緊張感が漂う。3.5メートル先のピンを狙って、投げる前にタンチョウのような独特のポーズを取る人もいる。モルック棒を投げるたびに「よしっ」と周囲から声が飛び、なかには試合の様子をライブ配信する人もいた。













