観光ごみ袋、ICTゴミ箱、防犯カメラ…それでも「ごみの放置がある状況は変わりません」

こうした状況を受け、町は対策に乗り出している。

「観光マナーとして、基本的にごみを持ち帰るよう周知しています。電車で来町し、どうしてもバーベキューごみ等を持ち帰れない場合は、奥多摩駅前の観光案内所で観光ごみ専用ごみ袋(可燃、不燃、資源の3種類)を販売し回収も行っています。

また、今年度は、実証実験としてJR青梅線鳩ノ巣駅に、クラウドを通じてごみの量が把握できるICTゴミ箱(可燃、不燃、資源の3種類)を8月8日から9月23日までの47日間2箇所設置し、捨てられる観光ごみの検証を実施しています」(奥多摩町担当者)

不法投棄されたごみ(写真/奥多摩町提供)
不法投棄されたごみ(写真/奥多摩町提供)

さらに、奥多摩駅周辺や氷川小橋に防犯カメラを設置するほか、マナー啓発の動画やチラシを日本語と英語の2言語で作成し、外国人に対しても啓発を強化。

これらの取り組みの甲斐あってか、ごみの放置は減少傾向にあるものの、まだ道半ばだ。

「この2~3年は町のホームページや観光協会のSNSなどで観光マナーの周知を行うとともに、8月のお盆期間中はマナーアップ強化キャンペーンとして、行政や関係機関と地元事業者が協力して河川利用の周知や注意喚起を粘り強く実施しています。ただ、ごみの放置は減少傾向にあるものの、まだまだごみの放置がある状況は変わりません」

奥多摩駅(PhotoAC)
奥多摩駅(PhotoAC)