女性のガチオタも共感…「その日の出来事と結びついたものを残しておきたい」
こうした感覚は、女性の“ガチオタ”にとっても、共感できるものだという。「職業ヲタク」として活動するまゆぴぴさんは、中学1年生の頃から女性アイドルの現場に通い続けてきた。自身も推しにまつわる品々を大切に保管しており、カラコンを保存する行為にも重なる部分があると話す。
「推し活をしていると、普通なら気にしないようなことでも、推しと関わった瞬間だけ特別に感じることがあるんです。私も昔、推しと握手した日は『どこまで手を洗わずにいられるかな』って思っていました。なるべく汚いものを触らないようにして、握手した感覚をできるだけ長く残しておきたかったんです。
物でいうと、ライブで飛んでくる銀テープも、推し活をしていない人からしたら、ただの銀色のテープじゃないですか。でもファンにとっては、その会場でしか手に入らないですし、お金を払っても買えないものなんです。『あの日、あの場所にいた』という特別感があるから、持ち帰って保存するんですよね。
私は、会場でもらったチラシや、遠征したときの飛行機や新幹線のチケットも取っています。カラコンとは少し違いますけど、その日の出来事と結びついたものを残しておきたいという意味では、近い感覚なのかなと思います」
さらに、物そのものではなく、そこに結びついた出来事に価値を感じることは、推し活に限った話ではないと続ける。
「プロポーズでもらったバラをプリザーブドフラワーにして残すことってあるじゃないですか。同じバラはまた買えても、そのときにもらった花だから残しておきたい気持ちになりますよね。子どもの抜けた歯や、初めて履いた靴を取っておく人もいますし、使い道がなくても捨てられないものってあると思うんです。そういうものに置き換えて考えると、カラコンを残すこともそんなに不思議ではない気がします」(まゆぴぴさん)














