「野菜が嫌い」「偏食が直せない」なら
サプリで補う足し算健康法

「健康のためには野菜を食べなければいけない」「カロリーの高い食事は体に悪いから、控えるべき」などと信じている人は多いのではないでしょうか。50代後半ともなると、「メタボ」への不安から、健康とは「やせていること」であり、「やせていると長生きできる」と思い込んでいるかもしれません。

しかし、これはまったくの間違いです。高齢になればなるほど「低栄養」の危険性が高まります。例えば、「太っているのは健康によくないからやせよう」と考えてカロリー摂取を控える食事制限を行うと、人間の活動に不可欠な栄養素まで不足することになりかねません。

タンパク質、コレステロール、脂肪といった栄養素を控えれば、たしかにやせるかもしれませんが、肌のツヤが悪くなったりシワや白髪が増えたりして、いかにも貧相な見た目になりかねません。運動したところで、栄養が足りなければ筋肉がつくどころかやつれていく一方です。

食事制限によりエネルギー代謝に不可欠な酵素やビタミン類が不足すると、糖や脂肪をうまく燃焼させることができず、細胞レベルで老化を促進してしまうことになりかねません。中高年になってそうした悪循環を招かないためにも、食事は糖質、脂質、タンパク質をバランスよく摂ることこそ、重要になるのです。

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「体のために」嫌いなものを
食べる必要なし

「野菜が嫌い」だという人は、ジュースが飲めるならジュースで摂ればいいし、それも嫌ならサプリで補えばいい。これが私の考える「足し算健康法」です。ビタミン類のほか、食物繊維が含まれるものや、体内で抗酸化物質として働くβカロテン(ビタミンA)、亜鉛、セレンなどのミネラルを選ぶといいでしょう。

なかでも亜鉛は、体内で多くの酵素の組成に関わる重要な物質で、男性ホルモンであるテストステロンの合成に関わる酵素にも関与するため、男性ホルモンを増やすうえでは必須の栄養素です。さらには神経伝達物質の合成にも必要なので、亜鉛不足が続くとイライラや記憶力の低下を招きます。代謝や免疫機能にも重要な役割を果たし、欠乏すると味覚を感じなくなるなどの弊害が現れます。

納豆が嫌いな人は、ナットウキナーゼのサプリを選ぶこともできます。納豆に含まれる酵素「ナットウキナーゼ」には血栓を溶かし、血液をサラサラにする効果があるので、脳梗塞の予防にも効くとされますが、自分は好きではないので納豆は食べません。(私はもともと血液がサラサラ過ぎて出血が止まりにくい体質のため、摂る必要性があまりないという理由もありますが)

自分が食べたいものを食べることで必要な栄養素が不足するなら、それはサプリなどで「足し算」をすればよく、嫌いな食べ物を、「体のために」と我慢して食べる必要はないと考えています。