本記事は2月16日に逝去した叶井俊太郎氏(享年56)の仕事を偲んで再編集・再掲載する。(初公開日:2022年7月15日。記事は公開日の状況。ご注意ください)
こんなヒドい映画は観たことない!
アメリカのエンターテインメントサイト「whatculture.com」の「2000年以降に製作された物議を醸す映画20本」(2014年)で堂々の第1位に選出されたハードコア・スリラー映画。
その名も『セルビアンフィルム』。
同ランキングでは、日本からも深作欣二監督作『バトルロワイヤル』が第19位、三池崇史監督作『ビジターQ』が第5位に選出。そんな名作を上回ることから、この映画がタダならぬ映画であることはうかがい知れる。
実際に映画を知る人たちのTwitterの反響も大きく、伝説のトラウマ映画という声もある。
「今月セルビアンフィルム上映するんだ。あれは劇場ではみれないな。てか私はもう観れないな」【言葉を喋るグラボイズさん】
「セルビアンフィルム、ニコ生で観たけど相当キツい映画だったのにリマスターやるんですか…?ほんとに…?」【もことよんこさん】
「タブー描写の大安売り!劇場で観てたら大の大人がトイレに駆け込みましたからねぇ…」【ネズミツオさん】
「『マイスモールランド』を観て号泣した同じ映画館で『セルビアンフィルム』を観ることを想像したら喜怒哀楽がぶっ壊れそうで既に怖いです…」【Don@30s3m30mさん】
一体どんな映画なのか? なぜ上映されるのか? 買い付けと配給を担当する映画プロデューサーの叶井俊太郎氏に話を訊いた。