周りへの迷惑も考えずに「ギャハハ」と缶チューハイ片手に笑っていた

こうした声に当事者はなにを思うのか? 前述の、野球場に10年以上通っているという男性(40代)はこう語る。

「たしかに自分も“そういう目的”で来てるので、人のこと言える立場じゃありませんが、いわゆる『露活』してる人たちには迷惑してました。それこそ今年の夏ごろも、ここで素っ裸になっている連中が5、6人いて、周りへの迷惑も考えずに『ギャハハ』と缶チューハイ片手に笑ってるんです。その人たちはお互いの下半身をまさぐって、楽しんでいた。みんなで肩を組んで写真を撮っていましたが、ほかの男性たちからは白い目を向けられてましたね」

〈公然わいせつで逮捕〉全裸の男たちが缶チューハイ片手に笑顔でパシャ…野球場ウラのトイレでの“露活”の実態「屋外で全裸になることで解放感が感じられた」_3

その日は20代から50代くらいの男性たちが集まり「露活」に励んでいたというが、過去には近隣住民から通報が入り、警察に事情聴取されることも珍しくなかったという。

「だから『こんな派手なこと続けていたらヤバいんじゃないの?』と心配してたんですけど、やっぱりああいう事件に発展してしまって…。今はもう人もめっきり減ってしまって、ひと晩に2、3人程度しか来なくなりました。いろいろ権利が認められる今だからこそ、ああいう一部のマナーの悪い人たちのせいで我々のイメージが悪くなるのは勘弁してほしい」

公衆の面前で裸になることは立派な犯罪だ。男は警視庁の調べに対し「屋外で全裸になることで解放感が感じられた。その裸の姿を写真に撮ることが楽しかった」などと容疑を認めているという。


取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班