「「卒業」の巻」(ジャンプ・コミックス186巻収録)

今回は、両さんが「卒業」の名目で、警察官の職を解かれるお話をお届けする。
要は体のいい「クビ」宣告なわけだが、両さんはまるで動ぜずにいて……!?

警察官の懲戒処分は、軽い順から順に「戒告」「減給」「停職」「免職」となっている。

「免職」を申し渡すには、警察本部の警務部監察官室が対応し、監察官が事実関係を調査→懲戒委員会、公安委員による処分の検討→警視庁による処分の決定……といった行程を経なければならない。また明確な犯罪行為がなければ、なかなか懲戒免職にはなりにくいようだ。

直接の上長である大原部長はもちろん、署長であっても両さんを「免職」、いや、「卒業」する権限は持ち合わせていないのだ。

ただし本作における両さんの場合、警視庁の最高権力者である警視総監じきじきの判断が下った可能性も考えられる。

「開催!キャラリンピック!!の巻」(ジャンプ・コミックス135巻収録)などいくつかのエピソードで、両さんは警視総監から(多くの場合、ムチャ振りがすぎる)命令をされ、はたせなければクビ! と言い渡されてきたのだ。

「開催!キャラリンピック!!の巻」より。総監もひどいが、署長、部長もひどい!
「開催!キャラリンピック!!の巻」より。総監もひどいが、署長、部長もひどい!

それでは次のページから、両さんの「警察卒業」が巻き起こす騒動をお楽しみください!!