お互いのホストっぷりを採点するなら?

ーー演技だけでなく、ホストとしての所作をこなすのは大変だったのではないでしょうか?

高野 細かいルールがたくさんあるよね。おしぼりの位置とか、氷の位置とか……。

藤原 乾杯の仕方とか座る位置もね。所作指導を受けるまでは、こんなにルールがあることを知らなかったので驚きました。

高野 単にお芝居をする以外に、意識すべきことが多くて、大変でしたね。

藤原 洸は、お酒を作りながら演技するシーンがあったので、大変だっただろうね。僕が演じるハルヒはどーんと構えているような役だったので、お酒も作らずでしたが…。

高野 同じシーンを撮影する時には、前のカットとの繋がりを意識しなきゃいけなかったから「このセリフの時にどうやってお酒を作っていたっけ」と、その都度考えながら演じるのは、かなり大変でした。

『明日、私は誰かのカノジョ』ホスト役で共演。高野洸&藤原樹、ガチの同級生だからこそ知る、互いの推しポイント_e
高野洸、藤原樹(THE RAMPAGE)

ーープライベートでは高校時代、同級生だったおふたり。ホストとして共演するのは、予想外だったんじゃないでしょうか?

藤原 おもしろいですよね。

高野 高校卒業後、初めて共演した作品(舞台『あたっくNo.1』)は、戦時中を題材にした作品だったよね。

藤原 そうそう。今回の役柄と遠いように思える一方、同士感があるという意味では似ているよね。それに同じ業界で活動している僕らの関係性にもなんとなく似ているから、撮影もやりやすかったな。洸とだったから、作りすぎず自然体の空気感で挑めた気がする。

高野 今回は、より近い存在だったしね。そういう意味では、ホスト役で共演すると聞いた時も、そこまで衝撃は受けなかったかも。個人的には、樹のファンの方と同じく「樹、ホスト役が絶対似合うな」って思っていたので、僕も楽しみでしたし。

藤原 同じ卓で4人で飲むシーンとか、ボーリングのシーンとか楽しかったよね。

高野 ね! 僕もハルヒといるシーンは、他のシーンよりも緊張していない気がする。

ーーお互いのホストっぷりに点数をつけるとしたら何点でしょう?

高野 もちろん100点ですよ。

藤原 じゃあ、120点!

高野 上回ってくるじゃん(笑)。20点、なにがよかったんだろう?

藤原 なんか全く違和感なかったよね。

高野 それは嬉しい! 樹も最初の所作指導、練習の日からは想像できないくらい自然だったよ!