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四谷大塚は当初「他に共犯はいない」と話していたが…

逮捕されたのは四谷大塚の都内西部にある教室で8月下旬まで勤務していた中村成美容疑者(26)。調べによると7歳の女児生徒のスカートの中にスマホを差し入れ、下着を盗撮した疑いがもたれている。

同塾は、集英社オンラインの取材で女児生徒に対する盗撮などの行為が明らかになった森崇翔講師(24)を8月10日に懲戒解雇。警視庁も同19日に森容疑者を女児を盗撮した疑いなどで逮捕、9月9日に同じ女児に対する強制わいせつなどの容疑で再逮捕したが、関連捜査を進めるうちに森容疑者と同じ校舎に勤務していた先輩の中村容疑者の関与が浮上した。二人は共謀し複数の女児を盗撮していた疑いもある。

撮影処罰法違反(撮影罪)の疑いで逮捕された中村成美容疑者(26) 撮影/村上庄吾
撮影処罰法違反(撮影罪)の疑いで逮捕された中村成美容疑者(26) 撮影/村上庄吾
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塾から帰路につく中村容疑者(撮影/集英社オンライン)
塾から帰路につく中村容疑者(撮影/集英社オンライン)

森容疑者は複数のSNSで「キッド」と名乗り、小児性愛者のグループを主宰。塾講師の立場を悪用して自ら撮影した女児の盗撮動画や、個人情報を投稿して「生の○○ちゃんに会えるかもです」とメンバーにわいせつ行為を煽っていた。

このグループチャットの中で森容疑者は「すごいことが発覚しました。先輩講師がロリコン気質を持っており、○○姉妹を狙っていたんです。昨晩、泊まりにいった際に、お互いに暴露しました」と“同好の士”である先輩の存在を報告。さらに「証拠」として、この「先輩」が○○姉妹の盗撮に失敗した様子を自分に伝えてきたLINEのやり取りをアップしていた。(♯8参照)
 

〈四谷大塚盗撮に“共犯”講師がいた!〉元講師の同僚(26)も撮影処罰法違反で逮捕「生徒の胸を撮ろうとしてガードされた」地元では「真面目、おとなしく空気みたいな存在」_3

取材班は森容疑者の逮捕前に、四谷大塚に対して森容疑者の悪行の数々とともに同僚に共犯者がいる可能性を伝えていたが、同塾は間髪を入れずに「他に共犯がいるようなことはありませんから」「話をあわせていただけでしょう」と否定していた。しかし、中村容疑者は捜査の手が自分に迫ってきていたのを察知したのか、森容疑者が逮捕されて間もなく同塾から姿を消していた。塾から事情説明を受けたという保護者の一人はこう怒りをにじませた。

森容疑者(撮影/集英社オンライン)
森容疑者(撮影/集英社オンライン)

「森が警察署に連行された後に中村もパソコンなどを任意提出し、『森がここまでひどいことをしていたのを知らなかった』『仲のいい後輩だったこともあり悪ふざけでLINEのようなことを言ってしまったが、盗撮をしたりそういうグループが存在していることは知らなかった』と釈明していたそうです。四谷大塚は中村に非はないような言い方をしていましたが、中村は自分の存在を集英社オンラインが記事にした8月22日に四谷大塚を自主退職したのです」