「片付け」は整理する・収納する・片付ける・掃除する、の4ステップが基本

そもそも「片付け」=収納グッズを活用する、「片付け」=クローゼットや引き出しにものを詰め込むこと、などと誤解している人が多いようです。

ですが、「片付け」するためには 
1 整理する(分ける) 
2 収納する(物のおうちを決める) 
3 片付ける(物をおうちに戻す) 
4 掃除する(きれいにする)の4ステップが大切です。

★「片付け」の4つのステップ

ステップ1 整理する(分ける)
使っている物、使っていない物で分けることです。
「片付け」において最も比重を大きく占めるステップになります。

ステップ2 収納する(物のおうちを決める)
次に物の定位置、使っていない時の置き場所を決めます。1で整理した「使っているもの」の中でも「よく使うもの」は子どもにとって手が届き使いやすい場所に置くのがポイントです。

ステップ3 片付ける(物をおうちに戻す)
2で決めた場所に物を戻します。文房具を使ったら文房具のおうちに、おもちゃを使ったらおもちゃのおうちにというように決まった場所に戻すこと。時間がかかったり、場所がよくわかっていなかったり、戻しにくそうであれば、場所を変えるなど、子どもと話し合いを。

ステップ4 掃除する(きれいにする)
最後はゴミや埃を取り除き、きれいに掃除します。1~3ができていないと手早く掃除できなかったり、ゴミや汚れが目に入りにくい状態になったりするなど、家がどんどん汚くなってしまいます。

この順番でやっていくのが「片付け」をスムーズにする基本のきです。
中でも一番大切なのが、「ステップ1 整理する(分ける)」。
いつまでたっても片付かない部屋は、だいだい2や3から始めてしまい、ものが整理されていないため、お目当てのものが見つからなかったり、何度伝えても子どもが戻せなかったりすることが多いのです。

夏休みに見直したい 子どもの「片付け習慣」が身につくコツ_1
「片付け」はステップ1の整理する(分ける)の比重が大きい

夏休みは、ステップ1の「整理する(分ける)」を取り組むには絶好の機会です。
まずは、1学期で使ったものの整理から始めましょう。