「男はおごって当たり前。女がそれに感謝をするのも当たり前」
“デート代おごるべきか否か論争“に炎上恋愛インフルエンサー妹尾ユウカが参戦。「おごられて当たり前女子とそれに怒る男性は現実世界では交わることがない。だから不毛な争いなんです」
セクシー女優の深田えいみが2月12日、Twitterに「デート代、なんで男が払わなくちゃいけないのって言葉 女性はそのデートの為に準備して洋服、メイク、美容代も入ってると思う 全然安くない。」と投稿(現在は削除済み)。これを発端として、永遠のテーマ“デート代は男がおごるべきか否か論争“が勃発。そこで炎上恋愛インフルエンサーとして知られる港区女子系コラムニスト、妹尾ユウカが持論を綴る。男性の方々はどうか寛容な心で読み進めてください。
ネット上の男性はなぜ怒っているのか…

コラムニスト、妹尾ユウカ(instagrumより)
話題の“デート代は男がおごるべきか否か論争”の着地点はこんなところでいかがだろうか。
少なくとも、港区、新宿区、渋谷区、中央区近辺を拠点として遊んでいる女性たちからは支持が得られるはずだ。
私自身、年齢や立場が対等な友人関係を除き、昔から「男がおごって当たり前」と思って生きている。
この価値観で生きていても、これまで困ったことなんてひとつもなかった。
今回の論争で怒り心頭のネット上の男性たちは、いったい何なのか。
私は彼らを「所得が低い」「田舎者」「モテる気がない」のいずれかの男性だと決めつけている。それ以外の答えが見つからない。
とはいえ、私は彼らに変化を求めているわけではない。おごるのが当たり前と思っている男性の中に、彼らのような男が混ざっても、当然ながらモテないし、もっといえばスタートラインにすら立てない。
つまり、私とは関わることがない類の方々なので、そんな人たちの意見なんてどうでもいいし、彼らが変わる必要もないと思う。
たとえ、私のような都心部にいる華やかな女性たちとデートに行けたとして、おごらない男とは「二度と遊びたくない」「論外」といった判断を下されるだけだ。
「なんで全額女性に奢らなきゃいけないの」って
— 深田えいみ (@FUKADA0318) February 13, 2023
直接、男性が女性にその言葉を言われた子がいて、それに対してなんか悲しい気持ちになって、直接女性に言うのは悲しいなって思って軽い思いでツイートしてしまいました。。<(_ _*)>
火付け役の深田えいみは該当ツイートを削除後、このような投稿をおこなった
しかし、彼らも一丁前に以下のような反論をしてくる。
「会計時に財布を出さない女こそ論外」
「おごってもらって当たり前の女はこちらから願い下げだ」
顔を真っ赤にしているところ申し訳ないけど、このような人々は私たちに関われないので、そんなにムキになることはないのでは?
ついでに「素敵な女性にならおごりますよ」といった男性の意見も多く見受けられたが、これは「うるさい」以外のなにものでもない。本気で言っているのならば、素敵だと思っていない女性をわざわざサシでデートに誘うなという話である。暇か。
でも「美容代や洋服代でお金がかかるからおごれ」は間違い
ただ、私も「女は美容代や洋服代にお金をかけてデートに臨んでいるからおごれ」といった意見にはまったく頷けない。
それが通用するのであれば、「燃費の悪い高級車で迎えに来たからガソリン代を払え」が通用してしまう。
そもそも、今は男性だって美容にお金をかける時代。それに、私は男性のために美容代を費やしているわけでも、化粧をしているわけでもない。同性や家族と出かける時だって、化粧はするし、かわいい服を着る。
たとえ、デートのために美容院に行ったり、新しい服を買ったとしても、それは自分がデート相手に気に入られたくてしたことなのだから、結局は自分のためにしたことだ。

※写真はイメージです
ちなみに私自身、過去に自分のツイートが発端で、似たような“割り勘論争”を巻き起こしたことがある。
その際には「割り勘にすることによって"おごった・おごられた"の関係をなしにしてあげている。この気遣いがわからないなんて……」と西東京在住のオッサンから元気なお便りが届いた。
このオッサンの謎の気遣い、大抵の女性は「そんな気遣いはいらないから、もっと身だしなみや店選びに気を遣え」と思うだけなのではないか。
ともあれ、昨今、定期的に勃発するこの論争、これは現実世界では交わることのない属性の老若男女が、SNSというネット世界で出会ってしまうからこそ起きる不毛な戦いだ。
おごられたい女はおごってくれる男のまわりに行くし、おごりたくない男はおごらなくてすむ女を愛でる。

画像/本人提供
どちらの意見の側にも互いの正義があり、日頃通用している互いの当たり前や普通がある。つまり、おごられるのが当たり前という価値観側の私がこんな記事を書いたところで、論争は収束しないし、ぶつかり合ったところでわかり合えることもない。
だから、ネット上でも「いかに交わらずに生きていくか」が互いのためではないだろうか。
文/妹尾ユウカ 集英社オンライン編集部ニュース班
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