【1】前代未聞! 作品賞タイトル間違いハプニング

【画像あり】熱烈キス、全裸男乱入、作品賞タイトル間違い…90年以上の歴史を誇るアカデミー賞で起きた、笑いと衝撃の10大事件簿_1
壇上で喜びのスピーチが行われる中、間違いに気づいた『ラ・ラ・ランド』のプロデューサー、ジョーダン・ホロウィッツ(左)が『ムーンライト』製作陣に壇上に上がるよう呼びかけた。中央は司会のジミー・キンメル、右はウォーレン・ベイティ
ZUMA Press/amanaimages
すべての画像を見る

あってはならない前代未聞の間違いが起きたのは2017年。作品賞に輝いたのは『ムーンライト』(2016)なのに、壇上では『ラ・ラ・ランド』(2016)と発表されてしまったのだ。

原因は、プレゼンターを務めたウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイに、誤って主演女優賞発表用の封筒が手渡されたこと。

すでに『ラ・ラ・ランド』(2016)のチームが受賞スピーチを始めてしまった後に間違いが発覚し、同作のプロデューサーが「手違いがありました。作品賞は『ムーンライト』です」と発表するという、なんとも気まずい特大のハプニングとなってしまった。

【2】ジョン・トラボルタとイディナ・メンゼル、名前言い間違い合戦

【画像あり】熱烈キス、全裸男乱入、作品賞タイトル間違い…90年以上の歴史を誇るアカデミー賞で起きた、笑いと衝撃の10大事件簿_2
1年越しの仕返しに成功したイディナ・メンゼル(左)と、「それくらい言われてもしょうがないよね」と懺悔したジョン・トラボルタ(右)
Shutterstock/アフロ

2014年の授賞式でジョン・トラボルタは、歌曲賞候補の「Let It Go」(『アナと雪の女王』)のパフォーマンス紹介で、イディナ・メンゼルの名前を「アデル・ダジーム」と言い間違えてしまった。直前にゴールディ・ホーンに出くわして緊張したからだそうだが、かなりひどい言い間違いだ。

おもしろいのは、翌年にメンゼルがプレゼンターを務めた際に、「私の親愛なる友人を迎えてください。グロム・ガジンゴです」とデタラメな名前でトラボルタを紹介。ふたりは壇上でハグをして、世界中に仲直りする姿を披露した。