コンビニで不動の1位を誇るツナマヨはまさかのベスト3落ち。おにぎり専門店で「人気の具」とは?_2

ツナマヨは、まだ老若の定番にはなっていない

コンビニで不動の一番人気を誇るツナマヨネーズ(おにぎり協会の『2019年コンビニおにぎり人気調査』調べ)がランキング入りするかと思いきや、トップ3にも入らなかったのは意外だった。

一方、鮭はコンビニでも2位。専門店でもコンビニでもとくに鮭が寵愛されていることは間違いない。

ところで、なぜコンビニで一番人気のツナマヨが、専門店ではベスト3にもはいらないのか? 

「そもそもツナマヨを置いていない」というお店もあった。おにぎり専門店は米屋と兼業も多く「シンプルにごはんのおいしさを楽しんでもらいたい」という。できるだけ素材の味を生かすために、具もシンプルなものを提供したいという志向があるのだろう。

また「子供や若い男性が買っていく」「そもそも、会合やイベントの軽食として、まとめて購入されるお客さんが多く、誰でも食べられる昔ながらのおにぎりが人気」とのコメントがあった。

「ツナマヨ」の歴史をたどると、来年で40周年(1983年にセブンイレブンが発売開始したのが元祖と言われる)。ということは、若い世代には馴染みがあるが、ご年配の方々にはおにぎりの定番としてあまり認知されていない。その影響が少なからず人気に反映されているのだろう。