未来のキャリアウーマンたち
――最後になりますが、大学卒業後の進路ついてお聞かせください。
Bさん 就職活動で、金融業界の会社様に応募しました。いくつか内定を得ているので、その中から選んで就職したいと思っています。
Aさん 私は、国際物流関係を中心に就職活動をしています。現時点で、第一志望の企業様を含め、何社か内定をいただきました。将来は、外資系のお仕事で海外に駐在することも視野に入れています。外国語のスキルを武器に、世界を飛び回るキャリアウーマンになりたいです。
今までは、割と裕福な暮らしをしてきたと思っています。ですが、それは自分の力ではなく、祖父のおかげです。そのことを、しっかりと認識する事が大切だと思っています。いつか祖父に、私自身の力を認めてもらえるように、日々勉強し、努力し続けています。
Cさん 以前は、英語に関係するお仕事に就きたいと考えていました。今は、テレビ業界にも興味があります。テレビ局でアルバイトをしているのですが、良い面も悪い面も知れて、就職したら大変そうだと感じています。将来に向けて、さらに視野を広げていきたいですね。
●取材後記
フェリス女学院大学に在籍する3人の学生は、やはり世間一般と比べると裕福な家庭で育ったことが窺えた。しかし、我々が想像するような優雅な生活はしておらず、世間知らずというわけでもなさそうだ。各々が自立し、自分自身で将来への道を切り拓こうとしている。そんな彼女たちは、令和に生きるお嬢様なのだろう。
撮影/長谷部英明 取材・文・絵/加藤和