歴代優勝者は「キラ星」ばかり

全米女子アマは、歴代の優勝者にもキラ星のような女子ゴルフファーたちが連なっている。最近では、2007年に「クラフト・ナビスコ選手権」で当時の女子メジャー史上最年少(18歳10ヶ月)優勝を飾ったモーガン・プレッセル(アメリカ、2005年優勝)や、2021年の東京五輪では稲見萌寧とのプレーオフに敗れたものの銅メダルを獲得したリディア・コ(ニュージーランド、2012年優勝)もいる。リディア・コはアマチュア時代に130週連続でアマチュア世界ランキング1位に輝き、さらにプロ転向後には2015年の「エビアン選手権」で、プレッセルのメジャー最年少記録を破る18歳4ヶ月で優勝している。

他にもLPGAツアー通算31勝(うちメジャー7勝)をあげたジュリ・インクスター(アメリカ、1980年・81年・82年優勝)など、名プレーヤーを挙げればキリがない。

37年前、初めての日本人チャンピオンになった服部も日本女子アマ3勝、日本ツアー通算18勝、1998年には賞金女王獲得など大活躍している。

全米女子アマ優勝! 17歳・馬場咲希のトップクラスの武器と勝ちまくりの過去_2
写真/Kyodo News
すべての画像を見る

全米女子アマ以前から勝ちまくり

そんなキラ星列伝の最新ページに名前を刻んだ馬場は、日本ウェルネス高2年。東京都出身で、5歳からゴルフを始めた。2018年「東京都ジュニアゴルフ選手権」(12~14歳の部)優勝、2019年に「関東ジュニアゴルフ選手権」(12~14歳の部)優勝、2021年「全国高校ゴルフ選手権」優勝、2022年には「関東女子ゴルフ選手権」や「関東ジュニア選手権」(15~17歳の部)優勝など、とにかく勝ちまくり。

プロトーナメントにも挑戦しており、今年の「ブリヂストン・レディースオープン」ではベストアマを獲得。日本での最終予選会を突破して「全米女子オープン」にも出場した。渋野日向子、古江彩佳らが予選通過を逃す中、決勝ラウンドに進み、49位に入った。