「パワハラは辞職の理由なのか?」と尋ねると…
「ポンコツ」「人間のクズ」「脳みそが筋肉」などと言い放ち、気に入らない部下は市長室への入室を許さず、人事権をかさにあからさまな脅しを言い立てる――。
横浜市が設置した第三者調査委員会は7月30日に公表した報告書で、山中氏がこうしたパワハラを「日常的に、かつ継続して行なっていた」と断定している。
それでも市長職を手放すまいと抵抗した山中氏だったが、自民党など市議会主要3会派に退陣を求められ、議会の不信任議決が確実になると辞意を表明。9月7日に市議会が全会一致で辞職に同意した。
当時は「今後についてはまだ考えられる状態ではありません」と言って出直し選出馬の意向を明かさなかったが、3週間後の9月28日に出馬すると後援会で表明。29日の記者会見で
「(市民から)お叱りや厳しいお言葉もいただきました。しかし温かいお言葉もいただきました。先般には市民団体の皆様から出馬のご要請をいただきました。その中で皆様とお約束をした政策をやり遂げること、その責任があると思いました」と理由を話した。
だが、パワハラ問題は何も解決していない。山中氏は第三者委が認定したパワハラを「深く反省」すると言いながら、辞職の理由には「市政に混乱を生じさせてしまっていること、また市民の皆様からの信頼に影響を与えたこと」の二つを挙げるだけで、パワハラの責任を取り辞めると言及したことはない。
そこで集英社オンラインは9月29日の会見で、パワハラは辞職の理由なのか、と尋ねた。
すると山中氏は「今回私のパワハラの問題によって、そのこと自体も反省を続けなければなりませんし、またパワハラの問題によって深く市政の混乱に至りました。そのことに対する辞職であります」と答えた。
この態度を市関係者は「パワハラではなく“市政の混乱”の責任を取って辞めたので混乱が収まれば市長の資格はある、と言いたいのでしょう」と分析する。













