「『今自分はこう思ってる』と相手に率直に伝えてみることが大切」

では、相手から拒否されたとき、どう向き合えばいいのか。

「すごくショックは受けられるとは思いますが、自分にとって性的なことがどういう価値があるのかと考え、少し問題を噛み砕いて整理をした上で、『今自分はこう思ってる』と相手に率直に伝えてみることが大切です。

いざ話し合ってみたら、実は妻側は子育てが大変で、そんな余裕がない中でそのことばかり言われるのが嫌だとか、あるいはもともと性に淡白であまりそういうことに興味がないのだけれども、でももし誘いに乗ってみたら楽しくなるかもしれないという余地が少しはあるとか、そうした細かなグラデーションがあると思います。

恥ずかしいかもしれませんが、自分の気持ちを表現して伝え、相手がどう思っているのかを丁寧に聞くことが重要です。そうして拒否する側の背景が見えてきたら、たとえば少し自分が家事をする時間を増やしたりすることで、相手も前向きになってくれるケースもあるかもしれません」

写真はイメージです(写真/PhotoAC)
写真はイメージです(写真/PhotoAC)

「なぜ」断られたのか。その理由を少し掘り下げることで、解決する可能性もあると岡田氏は指摘する。

「拒否されたからといって、あなたのことが嫌いだとか、あなたとの関係をやめたいと思っているわけではありません。単純に『今はしたくない』というだけかもしれません。

特に男性は性的なことで拒否されたり否定されたりすると、自分が男としてダメだと言われているように感じる部分はあると思います。でも、決してそういうわけではありません。断られても、人としての価値が変わるわけではないので、過度にショックを受ける必要もありません。こういう性をめぐる文化や意識についても社会全体で考えていく必要があるのではないかと思います」