「少し斜めから撮る」とか「顔が真正面ではない状態で撮る」
一方で、そうしたリスクを重視するなら、スナップ写真を含めてすべての写真の撮影や販売をやめるべきではないかという疑問も残る。
これについて学校側は、すべてをなくしてしまえば「保護者や子供たちの気持ちが置き去りになる」と説明。そのため、まずはリスクが高いと判断した学級写真を廃止したという。
では今後、クラス全員が一枚に収まった写真は残らないのか。学校側は現在、保護者にはまだ説明していない代替案を検討しているという。
「運動会や作品展の準備などの『下見(練習)』の時などに、クラスで写真を撮ることを考えています。ただ、正面から撮ってしまったらリスクが高いままなので、『少し斜めから撮る』とか『顔が真正面ではない状態で撮る』ということを検討しています。保護者の方から『子供たちの顔が判別できるものが欲しい』というお声があることも分かっているので、実際にどれぐらいのところで撮っていくと良いのかをいま検討している最中です」
正面写真は斜めからの写真よりディープフェイク画像が作りやすいことは事実だが、技術の進歩により、斜めからでも作成することは可能になってきている。リスクを下げる可能性はあるものの、それで完全に防げるわけではない。
今回の廃止を決めるにあたり、学校側は当事者である児童から意見を聞く機会は設けていなかったという。
AIによる画像加工など、新たなリスクへの対応を迫られる学校現場。一方で、学級写真を残してほしいという保護者も少なくない。A小では今も、その両立を探る検討が続いている。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班












