「売名行為だ」「嘘をつくな」兄の闘病を発信して批判も…

──今回のSNS投稿は、普段のグラビア活動や発信とはかなり違う内容でしたよね。公に発信することへの迷いはありませんでしたか。

正直な話、投稿したときはアカウントの方向性まで考える余裕はありませんでした。とにかく兄の病気について、少しでも情報がほしいという気持ちで発信してしまったんです。

それは、私が自分自身のことをグラビアアイドルというよりも、「脱いだらいい身体している女」くらいに思っているからかもしれません。ファンの人たちも、ひとりの小林マイカとして受け止めてくれたと思います。

実際、ありがたいことに、励ましのメッセージが多く届きました。急にシリアスな話題を発信したことで、「そんな話は聞きたくない」と言われることも覚悟したんですが、そういう声がなかったのは救われました。

──そうした反応のなかで、これまで知らなかったファンの方たちの事情を知ることもあった?

そうですね。撮影会に来てくれる人や、会ったことはなくてもいつもコメントで応援してくれる人の名前は、だいたい覚えています。そんな方たちから「実は自分もがんの既往があって……」「母もステージ4でしたが、助かりました」というような声をいただいて、これまでファンと演者という立場だったけれども、距離が一気に縮まりました。

マイカさんのイベントに足を運んだ際の様子
マイカさんのイベントに足を運んだ際の様子

── 一方で、否定的な反応はありましたか。

あります。母からの第一報を受けたとき、「余命一カ月」と発せられたことに動転してしまいました。それまで、Xでは3番目の兄の一連の話をポストしていたため、SNSに「余命一カ月マジか」と書いてしまったんです。ただ、これはのちに「このまま何も治療をしなければ」という前置きがあることが明らかになったので、正しい情報ではなかったのですが、当時はそれを冷静に見極められずに書いてしまったんです。

すると、その書き込みに対して、「嘘をつくな」「売名行為だ」「そんなんで同情を煽るな」という言葉が書かれていました。その数は多くないものの、少し気持ちがげんなりしてしまいました。