「20キロ痩せた」喜びのはずが…兄に告げられた膵臓がんステージ4
──先日、SNSでお兄様が膵臓がんのステージ4と診断されたことを公表され、大きな反響がありました。まずは、診断に至るまでの経緯から教えていただけますか。
小林マイカ(以下同) 私は5人きょうだいの末っ子として生まれましたが、上は全員男です。今回、膵臓がんのステージ4と診断されたのは、3番目の兄(45歳)です。父は日本人、母はインドネシア人なので、きょうだいは全員ハーフということになります。
私たちの家族は、比較的仲がよい方だと思います。それぞれ実家を離れてからも、だいたい月に1回は食事をしていたんです。3番目の兄はもともと、170センチの背丈で90キロくらいはあったと思います。いわゆるビール腹のような感じで、社会人になって以降、みるみる丸くなっていきました。
医師から「糖尿病の一歩手前」みたいな忠告を受けたという話を聞いたことがあります。ところが今年3月にみんなで食事をしたころ、彼が「ここ最近、20キロ痩せたんだよ」と言っていました。確かに、少し細くなっていました。
──20キロ痩せるというと、相当外見も変わったのではないですか。
確かにそうかもしれません。兄はもともと“気合が入った”男性で、現場仕事をしていました。仕事熱心で、会社でも信頼してもらっていたようで、部下も多かったようです。もともとの外見は『ウシジマくん』みたいな感じで(笑)。いかつい人なんですよね。それにこの頃は本人もダイエットサプリなどを飲んで気をつけていたらしくて、急激に体重が減ったときも「やっと効果が出てきた」と喜んでいました。
──しかしサプリが奏功したのではなく、がんだった。
その通りです。そこからさらに10キロ単位で体重が減り、激しい腹痛に見舞われたそうです。病院嫌いの兄も、さすがにおかしいと感じて検査を受けたところ、膵臓がんステージ4だったといいます。それが今年6月に入る少し前のことだったと思います。
──お兄さんが膵臓がんのステージ4だったと知らされたときのことを覚えていますか。
直接兄から聞いたのではなく、母からの電話で知ったんですよね。ところが母もかなり動転していて、詳しい状況を聞き取ることができませんでした。「どうやら兄が生命にかかわる病気になったらしい」ということはわかったので、母との電話が終わったあと、3番目の兄に電話をしました。しかし電話はつながりませんでした。そこで、別の兄に聞いたところ、だいたいの概要がわかったんです。
──ご家族はもちろん、ご本人は落ち込んでいたのではないでしょうか。
そうですね。兄はインドネシアで活動するTikTokerの女性と再婚をしたばかりでした。彼女にはとても可愛らしい連れ子がいて、兄も「俺の子どもなんだよ」と紹介してくれたこともあります。兄の奥さんは28歳で、年齢差もあり、ビザの関係で今はインドネシアと日本で離れて暮らしていますが、頻繁にテレビ電話をかけてきたり、愛情深いことが伝わる女性です。幸せそうな兄をみていた矢先のことだったので、私もまたやるせない気持ちでいます。













