仕事の相談は誰にもしない。でも母にだけはする
──最初の稿は、完成版とはかなり違うものだったんですか。
違いました。最初はもっとフィクションにしていて、主人公が結婚して、その旦那さんが家族の中に入ってくるんですよ。外側の人を通して家族を見ることで、「私が思ってたお父さんじゃない」「私が思ってたお母さんじゃない」と気づきはじめる……みたいな。
でも、やっぱり自分の実体験じゃないから文章が薄くなっちゃって。「これはダメだな」と思って、今の形に変えました。私は今の方が好きです。
──小説を読む限りですが、MINAMOさんはとても責任感の強い子どもだったのでは、と感じました。
それ、昨日ちょうど母に電話で聞いたんですよ。「私って責任感の強い子だった?」って。そしたら「いや、そんなことないと思う」って(笑)。たぶん、責任感が強いというより、根が真面目な子ではあったかもしれない。しなきゃいけないこととか、親が求めてることに応えてあげたいっていう気持ちはずっとあった。でも、できないこともいっぱいあって、それに苦労したんじゃないかって、母は言ってました。
──小説を読んでいても、その「親の期待に応えたい」という思いは印象に残りました。一方、同世代の子たちとの関係がうまくいかないことも?
昔から、いじめられたりはしましたね。やっぱり変な子だったんだと思います。もし私が同級生だったら、絶対に友達に選ばないタイプだったと思う(笑)。
よく嘘をつく子だったんですよ。近所の大きな家を指さして、「ここが私の家だよ」とか、「実は私は空を飛べる」とか、意味のわからないことばかり言ってました。
あと、小学校6年生ぐらいまで、ごっこ遊びが好きだったみたいなんです。私はあんまり覚えてないんですけど、かなり入り込んでいて、毎日何かしら「演じてた」みたいです。
──その「演じてた」経験が、今のセクシー女優の仕事につながっている気もします。
確かに(笑)。そこから来てるのかもしれない。
──仕事の悩みについても、お母さまには相談するんですか?
私、仕事の話って他の人には絶対しないんですけど、母だけにはいつも相談してて。「今こういう悩みがある」とか、「こういうことを言いたいけど、こうは言わない方がいいかな」とか。その都度アドバイスをもらっています。













