ホテルのブランドイメージ毀損なら損害賠償も
「多くの高級ホテルでは、客室を無断で商業目的に利用することを利用規約などで禁止していると考えられます。それにもかかわらず無断でAVを撮影した場合、宿泊契約や利用規約に違反する可能性があります。
AVの公開後に一般利用客からクレームが入り、その対応費用が発生したり、宿泊予約のキャンセルなど具体的な損害が生じたりした場合には、損害賠償を請求される可能性があります。また、『あのホテルはAV撮影を許可しているらしい』といった風評が広まり、その結果、ホテルのブランドイメージが毀損され、具体的な損害が生じたと認められる場合にも、損害賠償請求に発展することが考えられます」
前出の男優は、ホテルでの無断撮影をめぐり、制作側にクレームが寄せられたケースもあったと話す。
「ある監督が言ってましたよ。ホテル側の関係団体から『勝手に撮影場所に使わないでください』という趣旨のクレームが入ったって。それでも、その監督はホテル撮影をやめませんからね。懲りてないですよ」
SNSや動画配信の普及で、誰もが簡単に「撮影者」になれる時代。ホテルという空間をどこまで撮影し、公開していいのか。板野の騒動は、改めてその線引きを問いかけている。
文/河合桃子 写真/shutterstock













