1枚のシャツから始まったブランドの哲学

1946年、イングランド・サリー州タッドワース生まれのマーガレット・ハウエルは、1970年に自宅を拠点に制作を開始。

一枚のシャツから始まったブランドは、「良いデザインとは、よく考え抜かれていて、暮らしのなかで機能すること」という哲学を根底に置き、半世紀以上に渡り、ものづくり・もの選びへのこだわりを貫いてきた。

ブランドの原点であり、〈マーガレット・ハウエル〉の哲学を最も象徴するシャツは、襟の形やステッチ、ボタンの位置、カフスのバランスに至るまで、一つひとつのディテールが丁寧に考え抜かれている
ブランドの原点であり、〈マーガレット・ハウエル〉の哲学を最も象徴するシャツは、襟の形やステッチ、ボタンの位置、カフスのバランスに至るまで、一つひとつのディテールが丁寧に考え抜かれている
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現在、ブランドはメンズ・ウィメンズウェアからホームプロダクト、カフェにまでカテゴリーを広げ、ロンドン、パリ、フィレンツェ、そして日本各地にショップを展開している。

「服は一過性のトレンドではなく生活の一部である」という信念のもと、素材・つくり・クオリティへのこだわりを持ち続ける、真のライフスタイルブランドだ。

暮らし・ものづくり・人物像に迫る

このたび発売された『マーガレット・ハウエルの暮らしと仕事 Margaret Howell Life and Work』では、現在のロンドンの住まいやサフォークのセカンドハウス、長年使い続けている家具や日用品、ブランドを象徴するシャツやリネン、そして自社工場ロンドンワークルームでのものづくりなどを丁寧に取材。

20年ぶりとなる新刊『マーガレット・ハウエルの暮らしと仕事 Margaret Howell Life and Work』
20年ぶりとなる新刊『マーガレット・ハウエルの暮らしと仕事 Margaret Howell Life and Work』

大切にアーカイブされてきた貴重なウェアや写真、資料も交えて、その歩みをたどっている。

マーガレット・ハウエルが暮らすロンドンの住まい。リビングのガラス戸の先に庭の緑が広がる
マーガレット・ハウエルが暮らすロンドンの住まい。リビングのガラス戸の先に庭の緑が広がる
玄関を入った正面に螺旋階段がある。重たい印象だった改修前の階段を取り払い、色にこだわってデザインを刷新し、生まれ変わらせた
玄関を入った正面に螺旋階段がある。重たい印象だった改修前の階段を取り払い、色にこだわってデザインを刷新し、生まれ変わらせた
「私は、自分を職人気質のデザイナーだと思っています。服はいつでもデザイン画に描いたそのままであってほしいと思ってきました」とマーガレットは語る
「私は、自分を職人気質のデザイナーだと思っています。服はいつでもデザイン画に描いたそのままであってほしいと思ってきました」とマーガレットは語る
マーガレットの信頼も厚い、熟練断裁士のカーク
マーガレットの信頼も厚い、熟練断裁士のカーク
スタッフと素材選びをするマーガレット。細部に至るまで、一つひとつ吟味を重ねる
スタッフと素材選びをするマーガレット。細部に至るまで、一つひとつ吟味を重ねる

さらに、本人へのロングインタビューでは、ものづくりとの向き合い方や人生観、日々の暮らしのなかで大切にしてきたことを、自身の言葉で語っている。さらに娘のミリアムが母を語るコラムも必読だ。

孫が来たときに使うベッドルームで。思い出の詰まった緑色のバスのおもちゃを大切にしている
孫が来たときに使うベッドルームで。思い出の詰まった緑色のバスのおもちゃを大切にしている